Excelで文字列を入力したつもりが、勝手に日付に変更されてしまうことがある。日付になってしまうと、セルの書式設定を変更しても、元の文字列には戻らない。そこで、日付に変換されないように文字列を入力する方法と、日付に変更されてしまった文字列を元に戻す方法を紹介する。
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対象:Excel 2013/2016/2019/2021/365
「Microsoft Excel(エクセル)」で表を作成していると、セルに「1-1」と入力したら「1月1日」になったり、「4/3」が「4月3日」になったりと、勝手に日付に変更されてしまうことがある。その後に「セルの書式設定」を「文字列」に変更しても、「44562」や「44654」といったシリアル値になってしまう。
このように文字列を入力したつもりが、日付に変換されてしまいイライラした経験は誰にでもあると思う。そこで、日付に変換されないようにする方法と、日付に変換されてしまった文字列を元に戻す方法を紹介しよう。
最も簡単な方法は、文字列を入力する前にセルの表示形式を「文字列」に設定しておくことだ。文字を入力するセル範囲を選択し、[ホーム]タブの[数値]グループのプルダウンリストで[文字列]を選択すればよい。
または、セル範囲を右クリックしてメニューで[セルの書式設定]を選択、[セルの書式設定]ダイアログを開いて、[表示形式]タブの「分類」で[文字列]をしてもよい([セルの書式設定]ダイアログは、[Ctrl]+[1]キーで開くこともできる)。
これで、「1-1」などと入力しても、日付に変換されなくなる。
入力するセルが少ない場合、事前にセルの書式設定を「文字列」に設定しておくのは少々面倒だ。その場合、入力する文字列の前に[Shift]+[7]キー(日本語109キーボードの場合)で「'(アポストロフィー)」を入力すればよい。例えば、「1-1」と入力したい場合は、「'1-1」とする。
これで、「1-1」などが明示的に文字列と認識され、日付に変換されなくなる。
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