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» 2022年03月24日 05時00分 公開

[Windows]+[Shift]+[S]キーだと消えてしまうメニューやツールチップをキャプチャーする【Windows 10/11】Tech TIPS

画面をキャプチャーする際、メニューやツールチップなどを含めたい場合もあるだろう。しかし、[PrintScrn]キーや[Windows]+[Shift]+[S]キーでキャプチャーしようとすると、メニューなどは閉じてしまう。メニューなどを表示した状態のキャプチャーを撮る方法を紹介しよう。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]

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対象:Windows 10/11


メニューやツールチップを表示した状態でキャプチャーするには メニューやツールチップを表示した状態でキャプチャーするには
[PrintScrn]キーや[Windows]+[Shift]+[S]キーでキャプチャーしようとすると、メニューなどは閉じてしまう。メニューなどを表示した状態のキャプチャーを撮る方法を紹介しよう。

 社内アプリケーションのマニュアル作成などでスクリーンショット(画面キャプチャー)を撮らなければならないこともあるだろう。その際、[PrintScrn]キーで全画面をキャプチャーしたり、[Windows]+[Shift]+[S]キーを利用してウィンドウのみをキャプチャーしていたりするのではないだろうか。

 しかし、メニューやツールチップなどは、キーを押した瞬間に閉じてしまうためキャプチャーできない。こうした場合、「Snipping Tool」アプリを使うとよい。「Snipping Tool」アプリの遅延機能を使うことで、メニューなどを開いた状態のスクリーンショットが撮れる。その方法を紹介しよう。

「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う

 メニューやツールチップなどは、キー入力があると閉じてしまうため、これらをキャプチャーするには、キャプチャー時にキー操作を行わないようにする必要がある。Windows 10/11の標準ツールである「Snipping Tool」アプリには、遅延機能が装備されており、一定時間が経過した後にキャプチャーが実行できる。この機能を利用することで、メニューやツールチップのキャプチャーも可能になる。

 ただ、Windows 10とWindows 11の「Snipping Tool」アプリには、メニュー構成などに違いがある。ここでは、Windows 10のメニュー名や挙動で紹介し、Windows 11で大きく異なる点のみ追記する。

Windows 10の「Snipping Tool」アプリ Windows 10の「Snipping Tool」アプリ
Windows 10の「Snipping Tool」アプリは、1秒から5秒の間で遅延時間を指定できる。

Windows 11の「Snipping Tool」アプリ Windows 11の「Snipping Tool」アプリ
Windows 11の「Snipping Tool」アプリは、遅延時間を3秒、5秒、10秒から選択する。

 まず、「Snipping Tool」アプリを以下の手順で起動しよう。

  • Windows 10:[スタート]メニューの[Windowsアクセサリ]−[Snipping Tool」
  • Windows 11:[スタート]メニュー−[すべてのアプリ]の[Snipping Tool」

 「Snipping Tool」アプリが起動したら、[モード]メニュー(Windows 11の場合は[切り取りモード]メニュー)を開き、取得したいキャプチャーのモードを「自由形式の領域切り取り」「四角形の領域切り取り」「ウィンドウの領域切り取り」「全画面領域切り取り」から選択する。

 キャプチャーしたい画面などを表示してから、[遅延]メニューで遅らせたい秒数を選択して、[新規作成]をクリックする。選択した時間が経過後にキャプチャーが実行される。つまり、この間にキャプチャーしたい画面の操作を行い、メニューやツールチップなどを表示させておく必要がある。

 遅延時間は、以下のようにWindows 10とWindows 11で異なっている。

  • Windows 10:1秒から5秒まで1秒刻みで選択
  • Windows 11: 3秒、5秒、10秒から選択

 時間内に表示できないとキャプチャーが実行されてしまうので、事前に操作手順を練習しておくこと。特にサブメニューまで表示したいような場合は、素早く表示できる手順や位置を把握しておくとよい。

 時間が経過したら、デスクトップ画面の色が変わる(例えば白の半透明になる)ので、選択したモードに従って範囲やウィンドウを選択する。

 モードで「四角形の領域切り取り」を選択した場合、キャプチャーしたい領域の一方の角にマウスポインター(「+」カーソル)を移動し、そこで左クリックしたまま領域の対角にポインターをドラッグする。選択されている領域は、正常な色になる。キャプチャーしたい領域が選択できたら、左クリックを外せば、切り取った領域が自動的にクリップボードと「Snipping Tool」アプリのウィンドウ(マークアップウィンドウ)にコピーされる。

 クリップボード内の画像データを「ペイント」アプリなどに貼り付けてもよいし、「Snipping Tool」アプリのマークアップウィンドウ内で線などを描き込んで、それをファイルに保存するなども可能だ。

「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(1) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(1)
Windows 10の場合、[スタート]メニューを開き、[Windowsアクセサリ]−[Snipping Tool]を選択して、「Snipping Tool」アプリを起動する。
「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(2) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(2)
[モード]メニューでキャプチャーの形式を選択する。ここでキャプチャーが起動した場合は[Esc]キーでキャンセルできる。
「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(3) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(3)
[遅延]メニューで遅延時間を選択する。
「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(4) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(4)
キャプチャーしたいウィンドウなどを表示してから、[新規作成]をクリックする。遅延している間にメニューなどを表示する。
「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(5) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(5)
遅延時間が経過するとキャプチャー状態となるので、選択したモードに合わせて範囲を選択したり、ウィンドウをクリックしたりする。「四角形の領域切り取り」を選択した場合は、開始点でマウスをクリックしたまま、キャプチャーしたい対角までドラッグする。
「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(6) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(6)
選択した範囲は正常の色になり、キャプチャーする範囲が分かる。
「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(7) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(7)
マウスボタンを離すと、「Snipping Tool」アプリにキャプチャーした画像が読み込まれる。遅延機能を使うことで、メニューもキャプチャーできた。
「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(8) 「Snipping Tool」アプリの遅延キャプチャーを使う(8)
「Snipping Tool」アプリに読み込まれるのと同時にクリップボードにも保存されるので、「ペイント」アプリなどに[Ctrl]+[V]キーで貼り付けることもできる。

 「ウィンドウの領域切り取り」の場合、キャプチャーしたいウィンドウにマウスポインターを重ねると、そのウィンドウのみ正常な色になる。その状態でクリックすると、そのウィンドウがキャプチャーできる。メニューがウィンドウからはみ出してしまうと、その部分はキャプチャーできないので、事前にウィンドウ内に収まっているかどうか確認しておくこと。

 「全画面領域切り取り」を選択した場合は、時間が経過後にデスクトップ全体が正常な色になるので、マウスをクリックすると全画面がキャプチャーできる。

 なお、Windows 10の場合、モードを変更すると、その時点でキャプチャーが実行されてしまうので注意してほしい。意図せずキャプチャーが実行された場合、[Esc]キーを押せばキャンセルできる。

Windows 10は「切り取り&スケッチ」アプリでも遅延キャプチャーが可能

 Windows 10の場合、「切り取り&スケッチ」アプリでも遅延キャプチャーが可能だ(Windows 11では、「切り取り&スケッチ」アプリが「Snipping Tool」アプリに統合され、廃止されている)。

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