Windows 11を使っていて、ディスプレイの解像度が高いため表示される文字が小さい、逆に高解像度のディスプレイなのに画面が狭く感じる、といったことはないだろうか。これは、Windows 11の表示スケールが合っていないためだ。そこで、Windows 11で文字を大きく表示したり、表示スケールを調整したりする方法を紹介しよう。
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対象:Windows 11
Windows 11を使っていて、ディスプレイの解像度が高いため表示される文字が小さい、加齢などで小さい文字が見にくい、といったことはないだろうか。このような場合、Windows 11の設定を変更して、文字を大きくしたり、ディスプレイの倍率(スケーリング)を拡大したりするとよい。
また、高解像度のノートPCを買ったにもかかわらず、画面が狭く感じることがある。これは、デフォルトの表示スケール(スケーリング)が150%や200%といった値になっているためだ。この値を小さくすることで、ディスプレイに表示できる情報を増やすことが可能だ。
Windows 11で、こうしたディスプレイの表示スケールなどを設定する方法を紹介しよう。
単にGoogle ChromeなどのWebブラウザや「Microsoft Excel(エクセル)」の表示を大きくしたいのであれば、それぞれの表示倍率を大きくすればよい。
例えば、Google Chromeの場合は、アドレスバーの一番右にある[︙]アイコンをクリックし、表示されたメニューの[ズーム]で100%よりも大きな値にすればよい。ブラウザペインの文字などがその倍率で拡大表示される。ただし、アドレスバーやメニューなどの文字は大きくならないので注意してほしい。
同様に、Excelならば、ステータスバーの右側にある「ズーム」や「ズームスライダー」で100%よりも大きな値に設定するとよい。これで、シート内の文字が、その倍率で拡大表示される。リボンやダイアログの文字は大きくならない。
Windows 11の[設定]アプリやダイアログなども文字が小さくて読みにくい、といった場合は、[設定]アプリで文字を大きく設定すればよい。
それには、[設定]アプリを起動し、左ペインで[アクセシビリティ]を選択、右ペインで[テキストのサイズ]をクリックする。[テキストのサイズ]画面に変わるので、「テキストサイズ」のスライダーで文字を大きくして、[適用]ボタンをクリックする。
いったん画面が青くなり「お待ちください」と表示される。デスクトップが再表示されると、[設定]アプリなどの文字が大きくなっているはずだ。ただ、文字を大きくしすぎると、デスクトップアイコンとその下の文字が重なってしまうなど、見にくくなることもあるので、試しながら適当なテキストサイズに調整しよう。
WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160ピクセル)といったさらに高い解像度を持つノートPCの場合、「ドットピッチ」と呼ばれる1インチの長さ当たりのドット数(単位はdpi)で表されるピクセル密度(画素密度)が高くなってしまう。そのため、Windows OSで表示される文字サイズでは、文字が小さく表示されてしまい、読みにくいということが生じる。
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