Microsoftは「TypeScript 4.6」を公開した。型推論や構文エラーのチェックなど多くの機能が追加、改善され、パフォーマンスも向上している。
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Microsoftは2022年2月28日(米国時間)、オープンソースのプログラミング言語の最新版「TypeScript 4.6」を公開した。
コンストラクタにおけるsuper()の前でのコード実行や、分割された判別可能なユニオンの制御フロー解析など、多くの機能追加や改良が行われ、生産性やパフォーマンスが向上している。
TypeScriptは静的型付けができる言語であり、JavaScriptのスーパーセットだ。ECMA規格に従った最新のJavaScriptの機能を、古いWebブラウザやランタイムが扱えるようにコンパイルすることもできる。
TypeScriptは、NuGetを使うか、次のコマンドラインのように、npmを使ってインストールできる。
npm install typescript
TypeScript 4.6は「Visual Studio 2022」と「Visual Studio 2019」のエディタでサポートされており、「Visual Studio Code」(以下、VS Code)と「Sublime Text 3」でも利用できる。TypeScript 4.6の主な特徴は次の通り。
コンストラクタで「this」が参照される前に「super()」が参照されることを保証するチェックが緩やかになった。これにより「super()」の前で他のコードを実行できる。従来はこのチェックが厳しかったため実行は不可能だった。
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