「CAPTCHA」に代わる人間証明API「Turnstile」、意外に簡単な仕組みと実装方法は?複雑なテスト不要、利便性やプライバシーの向上が強み

Cloudflareは、「CAPTCHA」に代わる無料の認証API「Cloudflare Turnstile」のオープンβ版を発表した。

» 2022年10月04日 10時15分 公開
[@IT]

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 CDN(Content Delivery Network)やインターネットセキュリティサービスなどを手掛けるCloudflareは2022年9月28日(米国時間)、「CAPTCHA」に代わる無料の認証API「Cloudflare Turnstile」のオープンβ版を発表した。

 CAPTCHA(Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart)は主にWebサービス上で、自動化されたプログラム(bot)によるサービスの不正利用を防ぐための仕組みを指す。数種類の方式があるが、読みにくい文字列(ゆがんでいたり、ノイズが混じっていたりする)が含まれた画像を表示し、ユーザーがその文字列を正しく入力できたかどうかで、人間か否かを判定するものが有名だ。

 だが、こうしたCAPTCHAはユーザーにとって煩雑で面倒であり、データプライバシーに関する懸念も指摘されている。

 Turnstileは、CAPTCHAを使用することなく、サイト訪問者が人間であることを確認する。Cloudflareの顧客でなくても、トラフィック送信にCloudflareのグローバルネットワークを使用しなくても、WebサイトのCAPTCHAを置き換えたいと考えるサイト運営者は誰でも、シンプルなAPIを呼び出すことでTurnstileを利用できると、Cloudflareは述べている。

Turnstileの利用方法、CAPTCHAからの移行方法は

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