Windows 10やWindows 11には、頻繁かつ微妙に名前が変化するサービスが複数存在することをご存じでしょうか。例えば、あるときは「Connected Devices Platform ユーザー サービス_57b90a」で、次に確認したときには「Connected Devices Platform ユーザー サービス_31da72」という具合です。その正体とは……。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
以下の画面1は、ある「Windows 10」のPCにサインインして、「サービス」スナップイン(Services.msc)を開いたところです。サービスの名前(表示名)が「_57b90a」で終わるサービスを複数確認できるでしょう。
画面2は、同じPCでいったんサインアウトして、同じユーザーで再びログオンしたときのものです。「_57b90a」で終わっていた全てのサービス名が、今度は「_31da72」で終わる名前に置き換わっています。
これはサービス名が変更されたわけではありません。正確には、ユーザーがログオンするたびに「サービスの作成、開始、停止、削除が繰り返されている」のです。
この挙動は、Windows 10 バージョン1703(Creators Update)から導入された「ユーザーごとのサービス(Per-user Service)」によるものです。ユーザーごとのサービスは、ユーザーがWindows(Windows 10 バージョン1703以降)またはWindows Server(「Windows Server 2019」以降のデスクトップエクスペリエンスのみ)にログオンしたときに作成され、必要に応じて開始され、そのユーザーがサインアウトしたときに停止および削除されます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.