本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Set-NetAdapterAdvancedProperty」コマンドレットを解説します。
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本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、コンピュータに接続されたネットワークアダプターの詳細設定の値を変更する「Set-NetAdapterAdvancedProperty」コマンドレットです。
サーバなどに使用される高機能なネットワークアダプターは、ハードウェアに依存する機能をはじめとする多くのチューニング可能な詳細設定を持つと本連載第60回でも紹介しました。「Set-NetAdapterAdvancedProperty」は、この詳細設定値を設定するためのコマンドレットです。
設定値はGUIからでも変更可能ですが、パラメーターチューニングでの設定ミスを防ぐ意味でもスクリプトによる自動設定は有用であり、本コマンドレットは意味があると考えます。
オプション | 意味 |
---|---|
-Name | 設定を変更したいネットワークアダプター名を指定。省略可能 |
-DisplayName | 設定を変更したい詳細設定の表示名を指定。省略可能 |
-DisplayValue | 設定値を指定。省略可能 |
詳細設定を変更するSet-NetAdapterAdvancedPropertyコマンドレットですが、必須パラメーターが存在しないため、オプションを指定せずに実行したり、設定値(DisplayValue)のみを指定して実行したりすることが可能です。
本コマンドレットをオプションを指定せずに実行した場合は、エラー表示のみで終了してしまいます(画面1)。
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