Webサイトで利用登録などを行うと、さまざまな案内や広告などのメールが届くようになる。有用なものもあるが、読むことのないメールも多いのではないだろうか。こうした迷惑なメールを、Gmailで効率的にブロックする方法を紹介しよう。
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対象:Gmail
さまざまなWebサイトで利用登録などを行うと、さまざまな案内や広告などのメールが届くようになる。また、場合によってはこうしたメールに偽装したフィッシングメールも届いてしまう。電子メールを利用する上での悩みの1つは、こうした「迷惑なメール」をどう排除するかということだろう。
迷惑メールフィルターの性能もだいぶよくなってきたので、明らかなフィッシングメールなどは自動的に「迷惑メール」に分類されるなど、普段目にする場所には現れにくくなっている。
だが問題は、一斉送信で届く「迷惑なメール」だ。具体的には、機械的に迷惑メール判定できるような明らかな迷惑メールではないものの、目を通す時間が無駄に思えるような、新商品の案内といった通知メールやセミナーの案内などが挙げられる。
Gmailでは、設定にもよるが、こうしたメールは自動的に[プロモーション]カテゴリなどに振り分けられ、まとめて削除できるようになっている。しかし、ときに重要な連絡メールが[プロモーション]カテゴリなどに自動振り分けされてしまうこともある。
このため、「必要なメール」と「迷惑なメール」を区別して、前者は[受信トレイ]に移動、後者は削除するといった作業が必要になる。「迷惑なメール」はしっかり削除しておかないと、後で検索したときに不要なメールがごっそりヒットしてしまうので厄介だ。
この作業は、大事なメールが紛れている可能性に対処するわけだから、不毛である上、毎日のように実施しなければならない。特に気がめいるのは、同じ発信元から、同じような一斉送信メールが定期的に送信されてきて、それを分類するのに毎度毎度同じ作業が必要になることだ。
解決方法は単純で、区別するときに、「この送り主からの次のメールは見たくない」と思ったら、迷わず「ブロック」していくことだ。もちろん、メール配信先の設定変更で、こうしたメール配信を止めるという方法もあるが、意外と手順面倒だったり、そもそもサービスと連動していて止めたりできないケースもある。
送信元(Fromに記載されているアドレス)をブロックすると、次回その送信元からメールを着信すると、自動的に[迷惑メール]に分類されるようになる。もう二度と、その送信元からのメールは、普段の[受信トレイ]や[プロモーション]カテゴリには現れなくなる。
もちろん、[迷惑メール]に必要メールが紛れ込む可能性はあるから、一応チェックする必要はある。しかしその可能性は十分低く、ブロックする相手(送信元アドレス)さえ正しければ、チェックに必要な精神的負担は極めて小さい。送信元やメールのタイトルをざっーと斜め見して、直ちに一括削除できる。
ブロックを設定する作業は簡単だ。Webブラウザを起動し、作業したいGoogleアカウントでログインしてから、Gmailを開く。[受信トレイ]や[プロモーション]カテゴリで不要な送信元からのメールを開き、送信元アドレスの右側にある[⋮]をクリックし、表示されたメニューで[<送信元(送信者名)>さんをブロックする]を選択すればよい。
Android版のGmailアプリも同様で、不要な送信元からのメールを開き、送信元アドレスの右側にある[⋮]をタップし、[ユーザーをブロック]をタップすればよい。iOS版のGmailアプリの場合も、送信元アドレスの右側にある[…]をタップし、[<送信元>さんをブロックする]をタップすると、このメールアドレスからの全メールが[迷惑メール]に自動振り分けされるようになる。
ブロックは、指定した送信元アドレス(Fromに記載されているアドレス)からの次回以降のメールが対象になる。このため、同一のアドレスから、「迷惑なメール」だけでなく、必要なメールが届く可能性がある点に注意が必要だ。
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