スタディストは、2022年入社の新入社員を対象に実施した「育成、コミュニケーション」に関する調査の結果を発表した。それによると「育成や指導を対面で実施してほしい」と回答した割合が76.9%だった。
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スタディストは2023年3月6日、2022年入社の新入社員を対象に実施した「育成、コミュニケーション」に関する調査の結果を発表した。それによると「育成や指導を対面で実施してほしい」と回答した割合が76.9%だった。一方、「オンラインMTG(ミーティング)」は23.8%、「SlackやMicrosoft Teamsなどのチャット」は22.5%だった。
対面を希望する理由では、「互いに手元を見ながら作業でき、口調などから絶妙なニュアンスが伝わりやすい」「顔を見てのコミュニケーションが一番感情が伝わるから安心」などが挙がった。これに対してオンラインMTGを希望する人からは「ある程度知識のある内容や、簡易なものであればオンラインでよい」「画面共有や録画ができて、分かりやすいし後から見返すことができる」といった声が聞かれた。
対面でのコミュニケーションが望ましいとする場面では、「ポジティブなフィードバック」と「トラブル発生時」を挙げた人の割合が最も多く、59%だった。最も低いのは「休暇などの連絡」で26%だった。
入社後1年以内に勤務先企業で受けた研修が「とても役に立った」と回答した人の割合は24.7%、「役に立った」は45.4%、「どちらでもない」は19.5%、「あまり役に立たなかった」は7.0%、「まったく役に立たなかった」は3.4%だった。教わって良かった研修について聞くと「社内ルールの理解」(55.3%、複数回答、以下同)、「基本的なビジネスマナー」(55.2%)、「実際の業務の進め方」(51.3%)がトップ3だった。
業務上の疑問を解消する際に困ったことでは「先輩が忙しくて、声を掛けづらい」が最も多く、34.9%(複数回答、以下同)だった。次いで「教える人によって言っていることが違う」(33.2%)、「マニュアルがない/ある場所が分からない」(28.6%)と続いた。
相談先が忙しく相談できないとき、役立ったことについて聞くと「分かりやすい業務マニュアル」「インターネット検索」「情報集約サイト」が挙がった。
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