AI insideは、人的資本投資の実態と意向の把握を目的とした調査の結果を発表した。AI人材やDX人材の育成に関する投資意向を持っている割合は、経営者、役員よりも“それ以外の層”の方が高いことが分かった。
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AI insideは2023年3月28日、人的資本投資の実態と意向の把握を目的とした調査の結果を発表した。この調査は経営者と役員を含む人的資本投資の決裁権保有者1593人を対象に実施したもので、企業での人的資本投資やリスキリングの実態と意向を調べたもの。それによると、人的資本投資や人材育成の重要性は広く認識されているものの、実際に推進できている企業は少ないことが分かった。
人的資本投資や人材育成が「重要だと思う」と回答した人の割合は77.1%だったが、「自社で人的資本投資や人材育成が進んでいる(と思う)」と回答した人は41.4%、「進んでいない(と思う)」は31.3%だった。人的資本投資や人材育成が進んでいない理由では、「費用対効果が見えないから」(33.7%、複数回答、以下同)、「投資資金が確保できないから」(33.7%)、「人材の育成方法が分からないから」(31.7%)との回答が上位を占めた。
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