@ITは「ローコード/ノーコード開発ツール」に関する読者調査を実施した。それによるとローコード/ノーコード開発ツールは確実に企業に浸透しつつあるものの、ツールの適用の仕方で悩んでいる傾向が強いことが分かった。
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ローコード/ノーコード開発ツールへの関心が高まっている。業務の効率化、開発の高速化、内製化の実現など期待される役割はさまざまだが、現場の温度感はどうなっているのか。@ITの読者調査からその傾向を探る。
なお、ローコード/ノーコード開発ツールとは、主に「GUI」(Graphical User Interface)の画面を操作するだけでアプリケーションなどを開発できるツールのこと。例外はあるが、GUI操作以外にもコーディングによって機能追加ができるものは「ローコード開発ツール」、コーディングの余地がないもの(GUI操作で完結するもの)は「ノーコード開発ツール」と分類されている。
ローコード開発ツールの導入状況について聞くと「導入済み」は36.9%、「検討中」が21.9%と半数以上が導入に前向きだった。一方、「検討したが導入しなかった」という回答も一定数あった。利用している部門はIT部門が多く、「IT部門だけが使っている」は17.4%、「事業部門や管理部門だけが使っている」は7.8%だった。
企業規模別に見ると、企業規模が大きいほど導入率(利用率)も高い傾向にあった。また、今後の使用を検討しているのは、従業員数が500人未満の企業の方が高かった。目立った特徴としては「検討したが導入しなかった」と回答したのは、50人未満規模の企業が1割を超えていた。
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