一部のWindowsユーザーにとって2024年は“更新プログラムのインストールエラーの繰り返し”(回復パーティションのサイズ不足を原因とするエラー)という悪夢からのスタートになりました。Windows Serverの管理者の中には、Microsoft Edgeが2024年1月のWindows Update後から使用不能になるという問題に遭遇した人もいるともいます。
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「Microsoft Edge」の問題は「Windows Server 2022」を実行するサーバ、つまり「デスクトップエクスペリエンス」の一部の環境に影響するもので、以下のMicrosoftのサポートページに2024年1月下旬に「既知の問題」として追加されました(画面1)。
現象:KB5034129をインストールした後、Microsoft EdgeなどのChromiumベースのインターネットブラウザーが正しく開かない可能性があります。この問題の影響を受けるブラウザーでは、開くと白い画面が表示され、応答しなくなる可能性があります。
「Google Chrome」をインストールしている場合も、同様の問題が発生するようです。筆者の環境では、仮想マシンで動作する「Active Directoryのドメインコントローラー」の1台だけがこの問題の影響を受けました。つまり、デスクトップエクスペリエンスの全てのWindows Server 2022がこの問題の影響を受けるわけではありません。
この問題は、以下の「メッセージセンター」内の既知の問題には含まれていないため、上記サポートページにたどり着かない限り、問題の解消は困難でしょう。
Microsoft Edgeの問題を解決する一般的な方法の「Microsoft Edgeの修復」を実行しても駄目ですし、Microsoft Edgeをアンインストール/再インストールしても問題は解決しません(画面2)。
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