マイクロサービスで「APIゲートウェイを使わない方がよい」のはどんなときか「APIゲートウェイを使うのはやり過ぎ」なケースとは

TechTargetは「APIゲートウェイを使わないマイクロサービスの管理方法」に関する記事を公開した。マイクロサービスの管理はAPIゲートウェイを使うのが一般的だ。もしそれを使わない場合、どのようなメリットとデメリットがあるのか。

» 2024年07月25日 08時00分 公開
[Chris TozziTechTarget]

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 TechTargetは2024年6月17日(米国時間)、「APIゲートウェイを使わないマイクロサービスの管理方法」に関する記事を公開した。

画像 APIゲートウェイを使わずにマイクロサービスを管理する理由とその方法(提供:TechTarget)

 APIゲートウェイとマイクロサービスは密接に関係し合っている。開発者は通常、アクティビティーを規制するためにAPIゲートウェイを利用する。だが、APIゲートウェイを使わなくてもマイクロサービスは管理できる。場合によっては、APIゲートウェイを使わない方がよいこともある。

 企業では、マイクロサービスとAPIゲートウェイはよく併用されている。では、APIゲートウェイを使わないマイクロサービス管理が適しているのはどのような場合か。

マイクロサービスとAPIゲートウェイの基本を確認

 マイクロサービスとはアプリケーションアーキテクチャの一種で、アプリケーションの機能を幾つもの個別のサービス(マイクロサービス)に分割するという特徴がある。マイクロサービスアーキテクチャでは、アプリケーションを1つのマイクロサービスだけで実行するのではなく、各マイクロサービスが異なる種類のタスクを処理する。これによってモジュール化された柔軟性の高いアプローチが可能になる。

 APIゲートウェイは、アプリケーションの各マイクロサービスとクライアント間の仲介役として機能し、通信を容易にして効率を高めるツールだ。APIゲートウェイは、複数のマイクロサービスインスタンス間でのリクエストのバランス調整や悪意のあるリクエストのブロックなど、パフォーマンス管理とセキュリティの重要なプロセスにも役立つ。

画像 APIゲートウェイは、マイクロサービスアーキテクチャにおいてアプリケーションとクライアントの中間に位置する(提供:TechTarget)

マイクロサービスとAPIゲートウェイが連携する仕組み

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