IT用語の基礎の基礎を、初学者や非エンジニアにも分かりやすく解説する本連載、第21回は「マイクロサービス」です。ITエンジニアの学習、エンジニアと協業する業務部門の仲間や経営層への解説にご活用ください。
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マイクロサービスは、小規模なサービス(機能)を疎結合で組み合わせて1つのアプリケーションを構成するアーキテクチャ(システムの構造)です。各機能はそれぞれ独立して動作し、ネットワークを介してタスクを処理します。
マイクロサービスはクラウド技術と相性が良く、機能変更や拡張に対する柔軟性の高さ、またユーザーのニーズに迅速に対応できる開発スピードの速さから、採用するシステムが増えています。
マイクロサービスには以下のような特徴があります。
各サービスはそれぞれ機能とデータを持っていて、他のサービスから独立して動作します。これにより、システム全体を小さな部品として分けて管理しやすくなります。
サービス間の依存関係を最小限に抑えるように各サービスを設計することで、特定のサービスに対する変更や更新が他のサービスに影響を与えないように構成できます。
マイクロサービスアーキテクチャは、アプリケーションを分散システム(※1)として構築します。このような構成とすることにより、システム全体の可用性と拡張性を向上させる一方、ネットワークの信頼性やデータの整合性など分散システム特有の課題も存在します。
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