セールスフォースは、欧米で実施した自律型AIに関する調査の結果を発表した。それによると仕事上のタスクをAIに任せる動きが広がりつつあり、回答者の約半数が、大半のタスクをAIと共同で実施していることが分かった。
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セールスフォース・ジャパンは2024年7月25日、自律型AI(人工知能)に関する調査の結果を発表した。これは米国、英国、アイルランド、オーストラリア、フランス、ドイツ、インド、シンガポール、スイスでフルタイムで働く就労者を対象に実施した調査で、約6000人から有効回答を得た。それによると、8割近くの人が自律型AIの未来を信頼していることが分かった。
なお、ここでいう自立型AIとは「人間の直接的な介入なしで作業を遂行する能力を持ったAI」、もしくは「コードの作成、データインサイトの発見、文書作成などの複雑なタスクを自動的に処理する能力を持ったAI」のことだ。
Salesforceの調査によると、就業者は既に仕事の半分近くをAIに任せている。ただし、全ての業務をAIに委ねているわけではなく、社員研修やトレーニング、データの安全性確保といった任務については「人間が監督すべきだ」と考えているようだ。
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