みん就社が発表したIT業界就職人気企業ランキングでは、NTTデータが17年連続で首位になった一方で、上位企業の順位に変動があった。ランキングからは、IT業界を目指す人材の評価軸の変化が見えてくる。
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就職活動口コミサイト「みん就」を運営する、みん就社は2026年5月27日、2027年卒業予定(以下、2027年卒)の学生を対象とした「2027年卒 みんなのIT業界新卒就職人気企業ランキング」を発表した。同ランキングは、みん就に登録する2027年卒の大学生および大学院生を対象にした、アンケート調査を基にまとめたものだ。
総合ランキングでは、NTTデータが17年連続で首位となった。みん就社は人気の背景について、国内の代表的なシステムインテグレーター(SIer)として社会インフラを支える存在感に加えて、最先端技術への積極投資、生成AI活用の推進などを挙げる。高度IT人材に対して年収3000万円以上を提示可能にする人事制度も評価につながったと分析する。
20位までの顔触れは、以下の図の通りだ。
独立系SIerのSkyは、前年の5位から2位に順位を上げた。テレビCMなどの積極的な採用広報活動による認知度の高さに加えて、多岐にわたるソフトウェア開発の実績が学生から評価され、順位上昇につながったと、みん就社は分析する。一方で前年2位だった富士通は3位となった。
サイバーエージェントは初めてトップ10入りを果たした。みん就社はその背景として、2022年に発表した新卒初任給42万円(年俸制504万円)への引き上げに加えて、日本語大規模言語モデル(LLM)の公開や機能強化など、AI分野への積極的な投資と技術力の発信を挙げる。
コンサルティングファームでは、野村総合研究所が6位、アクセンチュアが9位に入った。みん就社は両社について「平均給与の高さ」や「若手から裁量のある成長環境」が学生から評価されていると分析する。アクセンチュアは、東京や大阪に加えて全国に拠点を整備する計画を発表しており、地方創生と連動した採用活動を強化している。
2025年卒向け調査では、学生は「安定したリモートワーク環境」や「福利厚生」といった、働き方の自由度を重視していたと、みん就社は説明する。2026年卒以降の調査では「会社の魅力」に関する自由回答やアンケート項目で、「生成AIを積極的に導入・活用していること」を企業評価の軸とする学生が増加傾向にあるという。
今回のランキングでは、単純な好き嫌いではなく、「仕事の魅力」「会社の魅力」「働き方の魅力」「採用広報の魅力」の4項目をポイント化して人気度を算出した。調査期間は2025年4月10日〜2026年3月27日。有効回答数は6670人だった。
調査はみん就でのWebアンケートに加えて、みん就社が主催する就職イベントでのWebアンケートおよび紙アンケートで実施。対象企業248社の中から、回答者が志望企業を5〜7社選ぶ方式で集計した。
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