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4種類のACLのルーターへの設定方法CCENT/CCNA 試験対策 2015年版(27)(4/4 ページ)

シスコの認定資格「CCENT/CCNA」のポイントを学ぶシリーズ。今回は、第26回で説明した4種類のACLをルーターに設定する方法について解説します。

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演習問題

 今回は全て下記の図を参照しながら解答してください。

Q1.送信元アドレス:192.168.10.3/24
宛先アドレス:10.10.10.254/24
宛先ポート番号:22

上記条件のパケットはルーターを通過するか破棄されるか?

ア.通過する
イ.破棄される


A1.「ア.通過する」
1行目のACL文の条件に合致します。


フキダシ内をクリックすると答えを表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)

Q2.送信元アドレス:192.168.10.3/24
宛先アドレス:10.10.10.1/24
宛先ポート番号:22

上記条件のパケットはルーターを通過するか破棄されるか?

ア.通過する
イ.破棄される


A2.「ア.通過する」
宛先アドレスが1行目のACL文の条件では合致しませんが、3行目で無条件に通過してしまいます。


Q3.送信元アドレス:192.168.10.2/24
宛先アドレス:10.10.10.1/24
宛先ポート番号:23

上記条件のパケットはルーターを通過するか破棄されるか?

ア.通過する
イ.破棄される


A3.「イ.破棄される」
ACL文の2行目に条件が全て合致するために破棄されます。


Q4.送信元アドレス:192.168.10.1/24
宛先アドレス:10.10.10.254/24
ICMP-ECHO要求(ping)

上記条件のパケットはルーターを通過するか破棄されるか?

ア.通過する
イ.破棄される


A4.「ア.通過する」
宛先アドレスが1行目のACL文の条件では合致しませんが、3行目で無条件に通過してしまいます。


予告

 次回は、CCENTの出題範囲の5.4「NAT の基本的な動作の確認」について解説します。

「CCENT/CCNA 試験対策 2014年版」バックナンバー

筆者プロフィール 齋藤貴幸

齋藤貴幸(さいとうたかゆき)

ドヴァ ICTソリューション統轄本部 デベロップメント&オペレーショングループ 2部

情報系専門学校の教員を12年勤めた後に同社へ入社、エンジニアへ転向。沖縄県と首都圏を中心にネットワーク構築業務に携わる。また、シスコ・ネットワーキングアカデミー認定インストラクタートレーナーとして、アカデミー参加校のインストラクターを指導している。炭水化物をこよなく愛する男。


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