Oracle Databaseのバックアップサイトを沖縄に! 簡単導入&スモールスタートが可能な沖縄クロス・ヘッドの「OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Database」:Oracle Database Applianceならではのメリットが満載
東京から遠く離れながらも高速なネットワーク回線で結ばれ、地震が少ない沖縄県。BCP対策のためのバックアップサイトを置くには理想的な条件が整ったこの地に、「Oracle Database Appliance」を用いたデータベース専用のBCPパッケージが誕生した。沖縄クロス・ヘッドの「OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Database」だ。
東京と高速なネットワーク回線で結ばれ、地震が少ない沖縄県にBCPのバックアップサイトを!
災害対策や障害対策を含めた事業継続計画(BCP)の一環として、システムの中核となるデータベースのバックアップサイトを遠隔地のデータセンターに構える企業が増えている。そうした中、「東京と比べて地震が少ない」「東京との間に高速なネットワーク回線を整備」などの特徴から有力なバックアップ先として注目を集めているのが沖縄県だ。
その沖縄県を拠点とする沖縄クロス・ヘッドは2018年に、Oracle Database向けのディザスタリカバリー(DR)パッケージとして「OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Database」の提供を開始した。オラクルが開発したOracle Database専用のEngineered Systems「Oracle Database Appliance(以下、ODA)」を用いることで容易かつスピーディーな導入と高い信頼性を両立させた同パッケージは現在、BCP対策の強化を検討する多くの企業の関心を集めつつある。沖縄クロス・ヘッドの喜久村徳一氏と古堅宗真氏に、同パッケージの特徴や魅力、そして現在、導入を検討する企業に向けて行っている検証環境の提供などについて、日本オラクルの先崎将一氏が聞いた。
先崎氏(以下、敬称略) 本日は喜久村さんと古堅さんに、Oracle Database向けのDRパッケージとしてオラクルユーザーの間で注目を集めているOCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseについて伺います。それに先立ち、沖縄クロス・ヘッドさんの会社概要をご紹介ください。
喜久村 弊社は東証一部上場のITベンダー、テクマトリックスのグループ会社として、企業のITインフラを支えるビジネスを担っており、日本全国のお客さまに向けたデータセンター事業の他、沖縄県のお客さまに対してはネットワークの専用線をご提供しています。専用線については沖縄と香港、シンガポールを結ぶ高速な回線を自社で保有しています。
先崎 東京と東アジア各国の中間に位置するという沖縄県の強みも生かしながらITインフラ関連の事業を展開されているわけですね。
喜久村 ITソリューションの提供における沖縄県の強み/利点の一つは地震が少ないことです。東京と比べて地震が少ない上に、本州とは地理的に隔絶しているため同時に被災する可能性が低く、首都圏が被災した際にもIT拠点として稼働し続けます。企業だけではなく内閣府や総務省、経済産業省などの政府機関も沖縄のデータセンターをバックアップなどで活用しています。
また、地理的に東アジアの中心に位置し、香港や中国にも近いため、アジアに向けてビジネスを拡大する企業がバックアップサイトを置くのに最適な立地でもあります。
先崎 データセンターの観点では、「東京や東アジアの主要拠点と高速なネットワークで結ばれている」ことも大きな強みになりますね。
喜久村 ご指摘の通りです。沖縄県が主導して県内および県外との間で高速な光通信網を敷設しており、弊社のサービスでもそのインフラを利用しています。弊社の調査では、東京/大阪間と東京/沖縄間のネットワーク通信のレイテンシが同等レベルという結果が得られました。沖縄は地理的には東京から遠く離れていますが、ネットワーク上では大阪と変わらないといえます。BCP用バックアップサイトの立地として理想的ではないでしょうか。
ハードからネットワーク、ソフトまで、バックアップサイトに必要な要素を丸ごとパッケージ化して提供
先崎 そうした沖縄県ならではの強みを生かしてデータセンター事業を展開する中で、現在はプロダクト事業に特に力を入れているそうです。
古堅 お客さまのオフィスやデータセンターに設置したNASなどのバックアップ先となるサーバを、弊社が入居する、わが国初の公設データセンターである宜野座IDC内に置き、必要な要素を全てパッケージ化して提供するプロダクト事業(OCH POWER)に力を入れています。そのラインアップの一つとして2018年から提供しているのがOCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseです。このパッケージでは、ODAを収めたラック1台とVPN回線、ファイアウォール、高度な技術を有するエキスパートが24時間365日体制で設備を監視するセキュリティサービスなどを提供しています。
先崎 初めに初期費用を支払い、その後は契約年数に応じた月額で利用できるという料金モデルを採用されているそうですね。これなら、通常のIT予算とは別のところから予算を引っ張ってくるといったこともやりやすそうです。
喜久村 企業がBCP対策としてデータベースのバックアップサイトを作る際には、それをどの地域のデータセンターに置き、どの程度の規模のラックを借りるか、電源をどう引くか、回線は何を使うか、システムをどう構築するかなど、ご担当者はさまざまなことを検討されるでしょう。最適な環境を作るには多くのノウハウと時間、コストが必要であり、それが、企業がバックアップサイトを気軽に導入できない理由の一つになっていると思います。OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseでは、Oracle Databaseのバックアップサイトに必要な全ての要素をパッケージ化しており、お客さまは容易かつ迅速にバックアップサイトを導入することができます。
古堅 また、本パッケージの特徴の一つは、「OCH POWER Web Console」という管理画面を使い、遠隔地から電源の使用状況などハードウェアの稼働状況を詳細に確認したり、マネジメントポートを介してラック内の機器を一元的に管理したりできる点です。もちろん、宜野座IDCには弊社のエンジニアが待機しており、問題を検知した際には迅速に対処いたします。
コストを最小限に抑えたスモールスタートが可能。ODAだからオラクルがワンストップサポート
先崎 OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseでは、データベース基盤にODAを利用します。どういった点を評価され、ご採用いただいたのでしょうか?
古堅 理由は幾つかあります。第一に、オラクルが自ら作ったOracle Database専用のマシンだということです。システムの中核となるデータベースのバックアップサイトには、データの可用性や完全性、耐障害性、復旧性に関して高いレベルが求められます。それらに関してオラクルが全て構成/最適化したアプライアンスとして提供されているという点でODAは極めて優れた製品です。
喜久村 オラクルによるワンストップサポートが受けられることも大きな魅力でしょう。他社のサーバ製品にOracle Databaseをインストールしてバックアップサイトを構築した場合、システムに何か問題が生じた際には原因がハードウェアにあるのか、それともソフトウェアにあるのかの原因切り分けに手間取り、解決までに多くの時間がかかる可能性があります。それに対して、ODAならばハードウェアからソフトウェアまで、全てをオラクルがサポートしてくれるので、その点でも安心して利用できます。
先崎 ありがとうございます。サポート窓口がオラクルに一本化されるという点は、日本でも多くのお客さまにご評価いただいているODAのメリットの一つです。
古堅 スモールスタートが可能であることも、企業にとっては大きなメリットです。バックアップサイトに関して、多くのお客さまは「初めは最小限のリソースで小さく立ち上げたい」と考えると思います。そして、普段は最小限の規模で利用しつつ、いざというときにはメインサイトに格上げしたい場合も出てくるでしょう。その際には必要なキャパシティーを確保するために、たくさんのCPUでシステムを動かすことになりますが、その分のソフトウェアライセンス料を過剰に投資するのは大変です。その点、ODAは「Capacity on Demand」という特別なライセンス方式が利用可能であり、使用するCPUコア数の分だけライセンス料を支払うことで、バックアップサイトのコストを常に必要最小限に抑えられます。そうした面でも、ODAはバックアップサイトに最適な製品なのです。
ODAだから、バックアップサイトをデータ分析でも使える。企業グループのBCP対策にも
先崎 OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseは、バックアップサイトからメインサイトまで、さまざまな用途でご活用いただけそうですが、特にお勧めの使い方をご紹介ください。
喜久村 まずお勧めしたいのは、災害対策などBCPにおけるバックアップサイトの構築です。「BCP対策にまだ手を付けていない」「現在利用しているところよりも安価で質の高いバックアップサイトを探している」といったケースの他、最近増えているのは「これまで使っていたデータセンターが老朽化したため、移転先を探している」というケースです。
古堅 また、弊社は沖縄と香港、シンガポールを結ぶ高速な専用回線を保有していますので、首都圏の企業が沖縄にバックアップを取った上でアジアに出て行く、あるいはその逆に、アジアの企業が日本のマーケットに進出する際のバックアップサイトとして利用するといった用途にも最適です。
先崎 「BCP対策をスモールスタートで始めたい」という企業にもお勧めですね。
古堅 BCPソリューションに対して“保険”という認識を持たれるお客さまは多いと思いますが、システムのスケールや事業価値に応じた規模でバックアップという保険をかけられる点は大きな利点です。また、OCH POWER BCPパッケージfor Oracle DatabaseではODAのHAという高性能な上位モデルを採用しているので、企業グループ全体のバックアップサイトにも最適です。グループ企業が徐々に参加しながら利用規模を拡大していけるという点でも、スモールスタートが可能なODAのメリットが生きると思います。
先崎 バックアップサイトを単なる“保険”以上の使い方ができる点もODAの大きな利点です。例えば、Oracle Databaseのオプション機能の一つである「Active Data Guard」を使えば、バックアップサイトに蓄積したデータを参照用にご利用いただけます。マーチャンダイジングなどの用途で基幹データベースに蓄積した最新のデータを使って分析を行いたいというニーズは多いと思いますが、分析処理はシステムに与える負荷が高く、これまでは実現が困難でした。Active Data GuardでODAにリアルタイムレプリケーションしたデータを使えば、そうしたニーズに応えられるのです。
古堅 なるほど、基幹データベースに負担を掛けることなく、バックアップとデータ分析のニーズを満たせるのですから、まさに一石二鳥です。守りと見なされがちなバックアップサイトへの投資を“攻めのIT投資”に変えられるわけですね。
先崎 GDPRやPCI DSSなど、さまざまな業界のセキュリティ基準への対応を急いでいる企業にもお勧めです。これらのセキュリティ基準に対応するために何をどう行うべきかを全て洗い出して施行期日までに実施するのは大変な作業です。ODAではOracle Databaseの標準機能やオプション機能を使うことで、各業界のセキュリティ基準に効率的に対応できるのです。
また、OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseは1ラックを丸ごと借りるので、空いているスペースにはODA以外のサーバも自由に置けますね。
古堅 ODAの設置スペース以外は空いており、自由にお使いいただけます。データベースだけではなく、アプリケーションも含めたシステム全体のバックアップサイトとしてお使いいただくのもアリですね。
沖縄と東京、香港、シンガポールを結ぶ検証環境を提供
先崎 このようにメリット満載のOCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseですが、高速なネットワークも含めた実力を確かめていただけるよう、現在、検証環境を提供されていますね。
古堅 今回はオラクルさんに検証用のODAをお借りして宜野座IDCに設置し、そこに接続するネットワーク回線と合わせて検証用の環境をご提供しています。これらの環境を利用し、東京や香港、シンガポールにあるお客さまのシステムと宜野座IDCのODAとの間でデータベースレプリケーション時の挙動や性能をご確認いただくことができます。いつでも検証いただけるようお待ちしておりますので、ぜひご活用ください。
先崎 日本オラクルのエンジニアが東京/沖縄間で実システム環境を想定した検証を行い、障害発生時のプライマリ/スタンバイ環境の切り替えなどが迅速に行えることを確認させていただきました。お客さまの検証環境のセットアップなどもご支援させていただきたいと思います。
喜久村 運用ご担当者の中には「自分の目で現地の設備を見ないと安心できない」という方が少なくないと思います。本パッケージで利用している宜野座IDCの見学ツアーも随時開催していますので、ぜひ一度沖縄にお越しください。
より小規模/省コストで利用可能な“ライトパッケージ”を2019年夏にリリース予定
先崎 さらに今後、より多くのお客さまにご利用いただけるようなサービスの展開も予定されているそうです。
喜久村 はい、OCH POWER BCPパッケージfor Oracle Databaseは1ラックを丸ごとお貸しするパッケージですが、「データベースのバックアップだけ取れればよい」というお客さまもいらっしゃるでしょう。そこで、複数のお客さまで1ラックを共用しながら占有のODAをご利用いただく「OCH POWER BCPライトパッケージfor Oracle Database」を、アシストさんにご協力いただいて2019年夏にリリースする予定です。
先崎 ODAのエディションも、より小規模なシステムに適したSやMにも対応されるとのことで、まさにライト版ですね。
喜久村 より多くのお客さまに手軽にご利用いただけるよう、価格も抑えてご提供したいと思います。
先崎 ODAはオラクルのEngineered Systemsの一製品ですが、他にバックアップ専用のマシンとして「Zero Data Loss Recovery Appliance」がありますし、データベースやアプリケーションを全て仮想環境の上で効率良く動かすことのできる「Oracle Private Cloud Appliance」という製品もあります。これらを沖縄クロス・ヘッドさんのサービスと組み合わせて使うことで、より可用性の高い環境を実現できますね。お客さまの大切なシステム資産をお守りしていくために、私たちが協力してやれることはまだあります。今後も密接に連携しながら、日本およびアジア各国のお客さまに最高のソリューションをお届けして参りましょう。本日はありがとうございました。
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