第17回 LLCとNetBEUIプロトコル基礎から学ぶWindowsネットワーク(1/3 ページ)

NetBEUIとLLCは初期のWinネットワークを支えた核心プロトコルだ。これらの知識は現在のWinネットワークの理解にも欠かせない。

» 2004年03月26日 00時00分 公開
連載 基礎から学ぶWindowsネットワーク ―― Windowsネットワーク管理者への道 ―― 
Windows Server Insider

 

「連載 基礎から学ぶWindowsネットワーク ―― Windowsネットワーク管理者への道 ―― 」のインデックス

連載目次


 前回まではNetBIOSのサービスの概要とTCP/IPプロトコルの詳細について解説してきた。今回からは、いよいよWindowsネットワーク・プロトコルの核心であるNetBIOSや、ファイル共有サービスのためのSMBプロトコルなどについて見ていくことにする。今回は、一番基本的なプロトコルであるNetBEUIプロトコルと、それに関連するLLCプロトコルについて解説する。

 Windowsネットワークにおける基本は「NetBIOS」というAPIであることはすでに何度も述べた。NetBIOSはプログラミングのためのインターフェイス(サービス)であり、実際にはNetBEUIやTCP/IPといったプロトコルの上に構築されている。このため、ネットワークのパケットを調べてみると、次の図のような構造になっていることが分かる。図の中にある「NetBIOSデータ」となっている部分がファイル共有のためのプロトコル(SMBプロトコル)やユーザー・データであり、これは下位プロトコルによらず(ほぼ)同じ内容となっている。今回はこのうち、1のNetBEUIプロトコルの構造についてみてみよう。同時に、NetBEUIとともに使われるLLCについても解説しておく。

Windowsネットワークにおけるパケットの構造


       1|2|3 次のページへ

Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。