WordやExcelには、URLの文字列が入力されると、それを自動的にハイパーリンクに変換する便利な機能がある。だが実際には、自動変換による弊害も少なくない。この自動変換を止めるには、[一括オートフォーマット]の設定を変更する。
対象ソフト:Word 2003/Excel 2003/Word 2007/Excel 2007
ハイパーリンクは、URLやメール・アドレスの文字列をクリックするだけで、自動的にWebブラウザを起動して当該URLページを表示したり、自動的にメール・ソフトウェアを起動して、当該メール・アドレスあての新規メール・ウィンドウを表示したりできるようにする機能である(Wordでは[Ctrl]キーを押しながらリンク文字をクリックする)。文書中の文字列を手作業で選択し、URLを指定してハイパーリンクを設定することもできるが、WordやExcelにはURLを自動的にハイパーリンクに変換する機能があり、文書中に入力された文字列がURLだと認識すると、自動的にその文字列をハイパーリンクに変換する。
一見すると便利なようだが、予想外に変換されてしまい、困る場合も少なくない。特にExcelでは、ハイパーテキストをクリックするだけでブラウザが起動されてしまうため、シートの編集中にうっかりハイパーリンクを含むセルをクリックすると、突然ブラウザが起動してしまう。実際に企業のヘルプ・デスクに対しても、この件に関するユーザーからの苦情や問い合わせは多いと聞く。
Word、Excelにおけるこのハイパーリンクの自動変換はデフォルトでオンになっている。自動変換が余計なら、この設定をオフにしておけば自動変換はされなくなる。こうして、必要な場合にのみ手作業でハイパーリンクを設定するようにすればよい。
ハイパーリンクの自動変換をオフにするには、WordでもExcelでも、オプション設定の[入力オートフォーマット]の対応する項目をオフにする。
Excel 2003では、[ツール]−[オートコレクトオプション]メニューを実行し、表示される[オートコレクト]ダイアログの[入力オートフォーマット]タブにある[インターネットとネットワークのアドレス表示をハイパーリンクに変更する]のチェック・ボックスをオフにする。
左上端にあるOfficeのアイコン(Officeボタン)をクリックし、ドロップダウン・メニューにある[Excelのオプション]ボタンをクリックする。
すると以下の[Excelのオプション]ダイアログが表示されるので、左ペインのリストから[文章校正]を選び、右ペインから[オートコレクトのオプション]ボタンをクリックする。
するとExcel 2003と同様の[オートコレクト]のダイアログが表示される。[入力オートフォーマット]タブにある[インターネットとネットワークのアドレス表示をハイパーリンクに変更する]のチェック・ボックスをオフにする。
Word 2003では、[ツール]−[オートコレクトオプション]メニューを実行し、表示される[オートコレクト]ダイアログの[入力オートフォーマット]タブにある[インターネットとネットワークのアドレス表示をハイパーリンクに変更する]のチェック・ボックスをオフにする。
左上端にあるOfficeのアイコン(Officeボタン)をクリックし、ドロップダウン・メニューにある[Wordのオプション]ボタンをクリックする。
すると以下の[Wordのオプション]ダイアログが表示されるので、左ペインのリストから[文章校正]を選び、右ペインから[オートコレクトのオプション]ボタンをクリックする。
するとWord 2003と同様の[オートコレクト]のダイアログが表示される。[入力オートフォーマット]タブにある[インターネットとネットワークのアドレス表示をハイパーリンクに変更する]のチェック・ボックスをオフにする。
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