SDKにはエミュレータが含まれています。これを実行するには、toolsフォルダにあるemulatorプログラムを実行します。
以下のコマンドを実行 |
C:\application\android_sdk\tools> emulator |
すると、エミュレータウィンドウが表示されます。終了するには、表示されるウィンドウを閉じます。
エミュレータには、デフォルトのQVGA-LやQVGA-P、HVGA-L、HVGA-Pという「スキン(外装、見た目)」があります。以下のように、コマンドにオプションを付けてこれらを指定して起動することもできます。
以下のコマンドを実行 |
C:\application\android_sdk\tools> emulator -skin HVGA-P |
エミュレータ実行時に、「-data」オプションを使うと、ユーザーデータのディスクイメージファイルを指定できます。指定されていない場合は、エミュレータはuserdata.imgを使います。
Windowsでは、C:\Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\Androidフォルダにそのファイルが見つかるはずです。Linux/Mac OSXでは、~/.androidディレクトリに見つかるはずです。
いまのところ、アプリケーションのアンインストール方法が見当たらないので、アンインストールをしたい場合は、このファイルをリネームして対応するしかないようです。間違ってSDKに含まれるuserdata.imgを削除したりリネームしたりしないようにしましょう。
デフォルトで使われるシステムのディスクイメージは、SDKに含まれるtools\lib\imagesフォルダにありますが、オプションで変更することもできます。「-image」オプションを使うと、システムのディスクイメージファイルを指定できます。デフォルトでは、system.imgを使います。
さらに、「-system」オプションで、システムのディスクイメージファイルなどがあるフォルダを指定できます。
次ページでは、Eclipseを使ったAndroidアプリケーションの作り方を解説します。
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