ORACLE MASTERには4つのレベルが設けられています。具体的には、初級レベルから上級レベルに向かって、Bronze → Silver → Gold → Platinumとグレードが上がります。レベル名に貴金属の名前を当てはめているのが、象徴的で分かりやすく、資格取得の意欲をくすぐるところです。
Silver以上の資格を取得すると、オラクルの世界共通の技術資格であるOracle Certification Program(OCP)の各資格にも同時認定される仕組みになっています。
各資格の正式な呼び名は「ORACLE MASTER <レベル名> Oracle Database 10g」です。「ORACLE MASTER Silver Oracle Database 10g」のようになります。ここでは簡略化してレベル名だけで記述します。
それぞれの資格に認定されるための要件を、以下に示します。
資格 (同時認定されるOCP資格) |
認定要件 | |
Bronze | 以下の2つの試験に合格すること ・Bronze SQL基礎I(1Z0-017J) ・Bronze DBA10g(1Z0-041J) |
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Silver (Oracle Certified Associate) |
1.以下の試験に合格すること ・Silver DBA10g(1Z0-042J) 2.Bronze保有者であること |
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Gold (Oracle Certified Professional) |
1.以下の試験に合格すること ・Gold DBA 10g(1Z0-043J) 2.オラクル認定コースを1つ受講済みであること 3.Silver保有者であること |
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Platinum (Oracle Certified Master) |
1.以下の実技試験に合格すること ・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 10g 実技試験 2.オラクル認定コースを追加で2つ受講済みであること 3.Gold保有者であること |
それぞれの資格の位置付けを、以下に示します。
資格 | 位置付け |
Bronze | 各機能の基本的な操作方法を理解し、より上位の技術者の下で簡単な操作ができる技術者であることを認定する資格 |
Silver | データベース環境の構築やバックアップ/リカバリなどの、管理者として必要な知識を持つ技術者であることを認定する資格。データベース管理の中級レベルであり、取得者はプロジェクトの技術メンバーを担当することができる |
Gold | データベースの技術要素を全般的に理解し、状況に応じて適切な手法のアドバイスを行える技術者であることを認定する資格。データベース管理の上級レベルであり、取得者は小規模プロジェクトのリーダーを担当することができる |
Platinum | データベースのトップレベルのエキスパートとして、高度な技術力を駆使して最適な環境構築や適切な状況対応を行える技術者であることを認定する資格。データベース管理の最上級レベルであり、取得者はプロジェクトリーダーや技術責任者を担当することができる |
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