2007年秋、新たに「ORACLE MASTER Expert」という資格が登場しました。これまでのORACLE MASTERを補完するもので、「特定の専門領域におけるアーキテクチャや技術に関するスキルを証明する資格」と位置付けられています。現時点では、以下の3つの資格がリリースされています。
ORACLE MASTER Expertは、特定の専門領域に必要なスキルセットを明確にし、その技術力を証明するために始められたプログラムです。その背景として、データベース技術者の活躍の場が広がっていることが挙げられます。
例えば1つ目の資格「Oracle Database 10g: Managing Oracle on Linux Certified Expert」は、Linux環境におけるOracleの技術力を証明するものです。これはLinux上でOracleを動かすケースの増加に伴い、そのような環境に精通した技術者の必要性が高まっていることから設けられた資格です。
今後もORACLE MASTER Expertは、市場の変化に伴い、必要とされる特定分野のスキルを証明する資格を順次リリースする方向で動いています。
資格 | 認定要件 |
Oracle Database 10g: Managing Oracle on Linux Certified Expert | 1.以下の試験に合格すること ・Oracle Database 10g: Managing Oracle on Linux for DBAs(1Z0-046J) 2.10g Silver以上の資格保有者であるか、「Linux版Oracle10g データベース構築と運用」を受講していること |
Oracle Database 10g: Real Application Clusters Administrator Certified Expert | 1.以下の試験に合格すること ・Oracle Database 10g R2: Administering RAC(1Z0-048J) 2.10g Gold以上の資格保有者であるか、「Oracle Database 10g Release 2 RAC 構築と運用」または「Oracle Database 10g Real Application Clusters 構築と運用」のいずれかを受講していること |
Hyperion Essbase 9.2 Developer Certified Expert | 以下の試験に合格すること ・Hyperion Essbase 9.2 Developer(1Z0-276J) |
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