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» 2009年03月26日 00時00分 公開

VMware Infrastructure 3のストレージ機構[3]VMware Infrastructure 3徹底入門 実践編(11)(4/4 ページ)

[ヴイエムウェア株式会社,@IT]
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RDMの利用

 仮想マシンの起動ディスクをRDMにしてしまうこともできるし、起動ディスクは通常のVMDKファイルで構成し、データディスクのみRDMを利用するよう構成することもできる。

 起動ディスクをRDMで構成する場合は、仮想マシンの作成時に「カスタム」モードを選択して仮想マシン構成ウィザードを進めることで、その設定を行うことができる。

図11 新規仮想マシンウィザードを「カスタム」で実行すると、RDMの構成を行うことができる 図11 新規仮想マシンウィザードを「カスタム」で実行すると、RDMの構成を行うことができる

 仮想ディスクの構成方法を選択する際に「Rawデバイスのマッピング」を選択することで、RDMを構成する。

図12 仮想ディスクの構成方法として「Rawデバイスのマッピング」を選択する 図12 仮想ディスクの構成方法として「Rawデバイスのマッピング」を選択する

 未使用のLUN一覧が表示されるため、ここからRDMで利用するLUNを選択する。

図13 RDMのマップ先となるLUNを選択する 図13 RDMのマップ先となるLUNを選択する

 また、ウィザードの中で「仮想互換モード」、「物理互換モード」を選択する箇所があるため、ここで目的に応じた動作モードを指定する。

図14 RDMの動作モードを選択する 図14 RDMの動作モードを選択する

 RDMの構成を行った仮想マシンであっても、通常の仮想マシンと同様の方法でOSのインストールなどを行うことができる。

 既存の仮想マシンのデータディスクとしてRDMを構成する場合も、基本的には同様の操作で構成することができる。該当仮想マシンに対して「設定の編集」を実行し「仮想マシンのプロパティ」を起動する。ここでディスクの追加を行う際に、「Rawデバイスのマッピング」を選択する。


 3回にわたってVMware Infrastructure 3のストレージ機構について解説してきた。FC SAN、iSCSI SAN、NFSそれぞれの概要と構成方法を説明した。またRDMと呼ばれる仮想マシンからLUNを直接アクセスする方法についても紹介した。各方式の機能をまとめると以下のようになる。

アクセスレベル

仮想マシンの起動

ESXの起動
VMotion DRS VMware HA RDM

内蔵ディスク

ブロックレベル

Yes Yes No No No No

FC SAN

ブロックレベル

Yes Yes Yes Yes Yes Yes

iSCSI SAN

ブロックレベル

Yes Yes(ハードウェアイニシエータ利用時のみ) Yes Yes Yes Yes

NFS

ブロックレベル

Yes No Yes Yes Yes No

表3 さまざまなストレージと利用できる機能の比較


 次回は、仮想マシンのクローン処理、テンプレートの利用、カスタマイズ機能の利用などについて説明する。


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