Aptanaなら開発環境とクラウドの連携が超お手軽!ユカイ、ツーカイ、カイハツ環境!(4)(3/4 ページ)

» 2009年03月26日 00時00分 公開
[岡本隆史,@IT]

【5】作成したサイトの確認

 サイト作成が完了すると、作成したひな型のプロジェクトをAptana Cloudへアップロードするかどうか確認する画面になります(図8)。

図8 ひな型サイトのアップロード確認 図8 ひな型サイトのアップロード確認

 ここで、[Upload My Project Now]をクリックすると、プロジェクトの同期画面(図9)が表示されるので、アップロードするファイルを選択します。これで、Aptana Studio上のプロジェクトがアップロードされます。

図9 プロジェクトの同期 図9 プロジェクトの同期

 アップロード後、Webブラウザで作成したサイト(ここでは「http://oka-test.aptanacloud.com/」)にアクセスすると、アップロードしたサイトを確認できます(図10)。

図10 作成されたサイトのトップページ 図10 作成されたサイトのトップページ

 トップページは、ローカルのAptana Studio上に作成されたプロジェクト内のindex.htmlです。Aptana Cloudでは、HTMLやPHPのソースなどをAptana Studio上で作成し、同期を取っていくだけでWebアプリケーション/Webページを作成できます。

Aptana Cloudのホストを管理するには?

 メニューの[Hosting]→[Manage Hosted Site..]を選択すると、クラウドのコントロールパネルの管理画面(図11)が表示されます。

図11 クラウド管理コンソール 図11 クラウド管理コンソール(画像をクリックすると拡大します)

 ここから公開サイトへWebブラウザでアクセスができ、ホストのフォルダをAptana Studioのエクスプローラで表示したり(図12)、データベースの管理(後述)やWebサーバのアクセスログを表示したりすることができます。また、サーバダッシュボードにより、サーバ上のリソースの利用状況を表示できます(図13)。

図12 フォルダの表示([File]ビュー) 図12 フォルダの表示([File]ビュー)
図13 サーバダッシュボード 図13 サーバダッシュボード

クラウドにPHPアプリケーションを作成するには?

 さて、一通りセットアップが終わったところで、テーブルに格納された内容を表示する簡単なPHPアプリケーションの作成を通して、Aptana Cloudの利用方法を見ていきましょう。

データベースのセットアップ

 まずは、データベース上にテーブルを作成してデータを入力してみましょう。Eclipseを利用した通常の開発で、開発環境からデータベースにアクセスするには、データベースのJDBCドライバやURL、アカウント情報を入力する必要があります。Aptana Cloudを利用した場合、Aptana Cloudへ接続するだけで、データベースへの接続設定を自動で行ってくれます。

 Aptana Cloudデータベースにアクセスするには、管理コンソール(図11)から[DB Explorer]をクリックします。

図14 [DB Explorer]の操作手順 図14 [DB Explorer]の操作手順(画像をクリックすると拡大します)

【1】スキーマ選択

 データベースのスキーマを選択します。作成したサイト名と同じ名前のスキーマが作成されているので(oka_test)、それを選択します。サイト名に「-(ハイフン)」を含む場合は、スキーマ名は「_(アンダーバー)」に置換されているので、注意してください。

【2】SQL入力

 実行するSQL文を入力します。今回は、「personal」テーブルにIDや名前、メールアドレス、住所、電話番号を作成するため、次のSQL文を入力します。

create table personal (
  id integer,
  name varchar(256), 
  email varchar(256), 
  address varchar(256),
  tel varchar(32)
);

【3】SQL実行

 【2】で入力したSQL文を実行します。

【4】テーブル選択

 [DBツリー]ビューから「oka_test」スキーマに作成した「personal」テーブルを開きます。すると、右側にテーブルの内容が表示されます。

【5】テーブルの内容の表示と編集

 【4】の操作により表示されたテーブルの内容を編集して適当にデータを作ります。

 引き続き次ページでは、PHPコードでWebアプリケーションを作成し、動作確認を行います。最後に、Subversionのバージョン管理を使う方法も説明します。

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