使用許諾メールが届いたら、最初にJDK(Java SE開発キット)とEclipseをインストールします。ここまでは環境がそろっている人も多いと思いますが、もしまだの場合は「バージョン別セットアップマニュアル一覧」を参照して、ダウンロードとインストールを行ってください。
GAEj用のプラグインをEclipseにインストールするには、通常のEclipseプラグイン用と同じ手順で問題ありません。Eclipseのメニューから[Help]→[Software Update]を選択すると、図1のような[Software Updates and Add-ons]画面が表示されます。
この画面で[Available Software]タグを選択し、右側の[Add Site]ボタンを押すと、図のようなダイアロクが表示されます。この画面でEclipse 3.4の場合は「http://dl.google.com/eclipse/plugin/3.4」、Eclipse 3.3の場合は「http://dl.google.com/eclipse/plugin/3.3」と入力して[OK]ボタンを押します。すると、図2のようなダイアログが表示されます。
この画面で「Plugin」「SDKs」にチェックを入れて[Install]ボタンを押し、インストールを開始します。インストールが完了したら、Eclipseを再起動してください。ツールバーに図3のように3種類のボタンが追加されていると思います。
ここまでの作業によってGAEjアプリケーションが作成可能となります。
それでは、GAEjプロジェクトを作成しましょう。追加されたボタンの左端にある下記のボタンがGAEjのプロジェクト生成用です。押すと、図4のようなWebアプリケーションプロジェクト生成用のダイアログが表示されます。
[Project name][Package]に「guestbook」と入力し、本稿ではGWTは使用しないので、デフォルトでチェックされている[Use Google Web Toolkit]を外します。使用する場合は、チェックを外す必要はありません。
その後、[Finish]ボタンを押すと、GAEj用のプロジェクトが生成され、Eclipseの[Package Explorer]に作成されたプロジェクトの内容が表示されます(図5)。
guestbookServlet.javaをダブルクリックすると、図6のようにサーブレットのソースコードがEclipseのエディタに表示されます。
GAEjのプロジェクトは、そのまま実行できる形で生成されます。このまま実行すれば、「Hello, world」が表示されます。ここでは、表示内容を「Yes, We can!」に変更してみます。このサーブレットは、「WEB-INF」フォルダ下に自動生成される「index.html」から呼び出されます。index.htmlは下記のような内容です。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"> <!-- The HTML 4.01 Transitional DOCTYPE declaration--> <!-- above set at the top of the file will set --> <!-- the browser's rendering engine into --> <!-- "Quirks Mode". Replacing this declaration --> <!-- with a "Standards Mode" doctype is supported, --> <!-- but may lead to some differences in layout. --> <html> <head> <meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8"> <!-- --> <!-- Any title is fine --> <!-- --> <title>Hello App Engine</title> </head> <!-- --> <!-- The body can have arbitrary html, or --> <!-- you can leave the body empty if you want --> <!-- to create a completely dynamic UI. --> <!-- --> <body> <h1>Hello App Engine!</h1> <table> <tr> <td colspan="2" style="font-weight:bold;">Available Servlets:</td> </tr> <tr> <td><a href="guestbook"/>guestbookServlet</td> </tr> </table> </body> </html>
もちろん、このままでもアプリケーションをGAEのクラウド環境にアップロードして実行できるのですが、その前にローカルPC上でも実行して動作を確認してみましょう。次ページで、その方法を解説します。
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