■Cobertura
Coberturaにより、ラインカバレッジとブランチカバレッジの結果を表示します。
各クラスを選択すれば、コード中のどの部分が選択されていないか簡単に確認できます。
■PMD-CPD
PMD-CPDにより、ソースコード中の重複したコードを検出して表示します。重複したコードと場所が一目で分かります。
■JavaNCSS
JavaNCSSにより、コードのメトリクス情報を表示します。
サンプル画面では、コードの複雑性が高いメソッドとJavadocが記述されていないメソッドに対して赤字で警告が表示されています。
■FindBugs
FindBugsにより検出されたバグの可能性のあるコードが表示されます。
違反を検出したコード上の位置(行数)も表示されていますが、リンクは無効になっています。FindBugsのEclipseプラグインを利用すれば、Eclipse上で違反が発生した個所へジャンプできます。
PMDやCheckStyleの結果についても同様にEclipseプラグインと併用すると便利です。それぞれのEclipseプラグインの詳細は、前述の記事「Eclipseで使える静的テストツール」をご参照ください。
今回紹介したQALabで採用されているツールは一般的によく使われるツールも含んでいるので、一部のツールを、すでに何らかの形で導入しているプロジェクトも多いと思います。しかし、すべてのツールを導入しているプロジェクトや、時系列のレポートを作成しているプロジェクトは少ないでしょう。
Eclipse LimyプラグインのQALab実行機能を利用すれば、多彩なレポートが簡単に作成できるので、一度利用してみることをお勧めします。レポートを視覚的に見ることによって、ソースコードの保守性の向上に気を使うようになったり、いままで気に書けなかった思わぬコーディングの悪癖なども発見できるかもしれません。
レポートを作成して、役に立たなかったとしても使わなければよいだけなので、導入に伴うリスクもほとんどありません。ぜひ一度利用してみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.