ダイアグラムエディタ上で右クリックを押すと、メニューが表示されて、ここからさまざまな操作ができます。
各メニューは選択すれば、おおよそ使い方は分かると思いますので、詳細は省略します。エキスポートについては、文字化けという問題点や、テンプレートのカスタマイズ機能があるなど説明が必要ど思う部分があるので、紹介します。
画像(PNG形式)でダイアグラムを出力際にデフォルトのフォント設定では、ノートに日本語を入れると、文字化けします。フォントを「Tahoma」から、「MS Pゴシック」などに変更してください(図15)。
またExcelで出力する際には、出力するExcelのテンプレートをカスタマイズできます。テンプレートの設定は、Eclipseのメニューの[ウィンドウ]→[設定]より設定ダイアログを開いて、[ERMaster]→[DB定義書テンプレート]から行います(図16)。
上部の[テンプレートのダウンロード(日本語)]をクリックすると、テンプレートのひな型がダウンロードできます。ダウンロードしたテンプレートをカスタマイズして同画面上の[新規]ボタンをクリックすれば、プロジェクトでカスタマイズしたテンプレートを登録できます。
ダイアログ上のエキスポートメニューでExcelを選択すると、テンプレートを選択する画面が表示されるので、ここで登録したテンプレートを選択すれば、カスタマイズしたテンプレートに基付き、Excelでテーブル定義書を出力できます。
本稿ではERMasterを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ERMasterの現在開発中の機能として、テストデータ作成支援機能があり、この機能が実装されれば、テストデータを簡単に作成できるようになりそうです。
案件によっては痒いところに手が届く機能がオープンソースのプロダクトとして提供されているのは、非常に魅力的に感じます。ぜひ機会があれば利用してみてください。
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