見た目は無線LANのアクセスポイントによく似ているけれど、実は一般家庭や小規模オフィス向けの携帯電話用の超小型基地局として動作する「フェムトセル」。その生まれた背景や今後果たす役割を解説します。
フェムトセルとは、低出力でサービス提供(電波出力)範囲の狭い携帯電話用の超小型基地局で、一般家庭や小規模オフィスでの使用を想定した通信機器です。外観はブロードバンドルータや無線LANのアクセスポイントによく似ています。
近年、NTTドコモの「フェムトセル小型基地局」、KDDIの「auフェムトセル」、ソフトバンクモバイルの「ホームアンテナFT」と、国内の主要移動体通信各社がそれぞれフェムトセルの提供を始めており、携帯電話ユーザーの関心を集めています。
今回は、このフェムトセルの概要や課題、そして今後の展望を解説していきます。
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