Android Studioにどのような機能があるのか、設定項目を見て確認してみます。
すべてを取り上げるのは難しいので、筆者が気になった部分を紹介したいと思います。
Android StudioのベースとなっているIntelliJ IDEAが、Groovyのサポートを手厚く行っていることが各種設定から読み取れます。
ソースコードのフォーマットだけではなく、コピーライトのフォーマットまで細かく設定できるようになっています。特にオープンソース開発では重宝しそうです。
Eclipse並み、もしくはそれ以上にサブウィンドウが充実しています。
デフォルトで複数のメジャーなバージョン管理システムをサポートしている点に加え、Gitとは別にGitHub用の設定が独立してあるので、使い勝手が良さそうです。
表示に関するカスタマイズが可能な画面です。表示で文字化けする場合、ここのフォントを適切に設定すると良いかもしれません。
エディタの設定も充実しています。
外部のdiffやmergeツールを呼び出せるようになっています。使い慣れたツールがある場合はありがたい機能です。
各種テンプレートを管理できます。同様のソースコードを大量に作成する場合、コピペして修正するよりもテンプレートを活用したいものです。
各種ファイルタイプを管理できます。C#、C++などのメジャーなファイルタイプからErlangのようなマイナーなファイルタイプまで、あらかじめ幅広く登録されています。
これは面白い機能です。
例えば、以下の2つのコードは、どちらも同じ意味ですが、分かりやすさのため上の形式を下の形式に変更する、というものです。
public class X { void f(boolean a, boolean b) { if (!a || !b) return; } }
public class X { void f(boolean a, boolean b) { if (!(a && b)) return; } }
かなり細かくカスタマイズができるようになっています。
プラグインの管理画面です。先に見たGroovy、Copyright、GitHubはプラグインで機能が提供されているようです。コアは小さく、機能はプラグインで、という設計になっているのでしょう。
ソースコード内から拾い出すTODOを正規表現で管理できます。「new Integer\(\d+\)」というようなアンチパターンを書いておくことで(「new Integer(int)」は、代わりに「Integer.valueOf(int)」が使えるなら、そちらを使う方が好ましい)、不適切なコードを発見することにも使えそうです。
各種Webブラウザを呼び出せるように設定できます。Internet Explorer、Firefox、Safari、Chrome、Operaが項目として存在します。
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