ツールバーから実行やデバッグが行えます。
筆者が試した限り、以下のような制限がありました。
これらも、まだearly access previewということで仕方がないのかもしれません。
Eclipseで作成したプロジェクトをAndroid Studioにインポートできます。
まず、Eclipse ADTを22.0.0以降にアップデートします。このバージョンでAndroid Studioへのエクスポートがサポートされました。22.0.0以降であれば、エクスポートに[Generate Gradle build files]が追加されます。
この項目を選択して[Next]を続けることで、Android Studioにインポートするのに必要なファイルがプロジェクト内に生成されます。以下は生成後のプロジェクト内の様子です。サンプルとして前回記事「ActionBarでアプリのUIは、こんなにスマートに」のActionBarExample2を使用しました。
gradle、build.gradle、gradlew、gradlew.batなどが生成されています。ここから分かるように、Android Studio/IntelliJ IDEAでは、ビルドツールに「Gradle」を採用しています。GradleはGroovyで実装されたOSSで、AntやMavenともまた違うビルドツールです。ビルドスクリプト自体もGroovyで書きます。
Android Studioでインポートするには、メニューの[File]から[Import Project]を選択して、ウィザードに沿って、既存のフォルダを選択します。
Eclipseユーザー向けにAndroid Studioをざっと紹介してみましたがいかがだったでしょうか。筆者の印象としては、まだearly access previewなので、実用には適さないけれども、Eclipse ADTに勝る部分もあるので、楽しみではあります。
Eclipse ADTがあるのにAndroid Studioが新たに開発された経緯がグーグルから説明されておらず、今後どちらを使用していけば良いのか不透明ですが、筆者は以下のように考えます。
これらを踏まえると、しばらくはEclipse ADTで今まで通り開発を続けて問題ないと思います。
本連載ではサンプルプロジェクトを配布していますが、Android Studioを使用する野心的な方のために、今後はEclipse ADT形式にGradleファイルを含めた形にしようと思います。
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