Amazon RDS for Microsoft SQL Server、透過的データ暗号化に対応データ保護を強化

米Amazon Web Servicesは、「Amazon Relational Database Service(RDS)for Microsoft SQL Server」で、新たにデータベース暗号化機能の「透過的データ暗号化」(TDE)を利用できるようにしたと発表した。

» 2013年11月08日 15時34分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Amazon Web Services(AWS)は現地時間の2013年11月7日、「Amazon Relational Database Service(RDS)for Microsoft SQL Server」で、新たにデータベース暗号化機能の「透過的データ暗号化」(TDE)を利用できるようにしたと発表した。

 TDEを有効にすると、データベースインスタンスでデータが保存される前に暗号化され、読み出した後に暗号が解除される。すでに実装済みの、SQL ServerへのSSL接続機能と併せて利用すると、保存されたデータと移動中のデータの保護強化につながる。

 この機能を有効にするには、「データベースオプショングループ」の設定でTDEのオプションを指定する。暗号化プロセスに使う証明書は、Amazon RDSで発行できる。証明書を確認したら、「ALTER DATABASE」コマンドを使って、データベースを暗号化するよう変更する。

 なおAWSでは、「Amazon RDS for Oracle Database」でもTDEを利用可能だ。

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