【Chrome】パスワードやブックマークなど個別に同期を解除する(スマホ/PC)Google Chrome完全ガイド

Google Chromeでは、スマートフォン(スマホ)とPCとの間でパスワードやブックマーク、履歴などの同期が可能です。しかしデフォルトでは、全ての項目が同期されてしまうため、使い方によってはパスワード漏えいなどの危険性もあります。そこで、項目ごとに同期を解除する方法を紹介します。

» 2023年08月09日 05時00分 公開

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「Google Chrome完全ガイド」のインデックス

連載目次

Chromeで個別に同期を解除したい!

Chromeで全て同期されるのは困る!?

 「【初めてのChrome】閲覧履歴やブックマークをPCとスマホの間で同期、共有する」で説明しているように、Google Chrome(以下、Chrome)は、ブックマークや閲覧履歴、Webページの認証に使ったID/パスワードなどを、同じChromeアカウントでログインしているスマートフォン(スマホ)/PC間で同期できます。

 この機能自体は非常に便利です。例えば、外出中にスマホでWebページのID/パスワードを設定/保存すると、帰社後に会社のPCでも同じWebページの認証時にID/パスワードを簡単にログインフォームへ自動記入できます。スマホでは、パスワードの自動入力でログインできるけど、PCではパスワードを思い出して入力しなければならない、という手間を省くことができます。

 ただ、デフォルトではChromeの同期可能な全データ/ソフトウェア/設定が同期されるせいで支障が生じることがあります。

 例えば、他人が操作できる端末には、Webページの認証パスワードや閲覧履歴を同期させたくない(でも設定は同期させたい)ということが考えられます。また、使い方がデバイスによって異なる場合、ブックマークのみ同期したくない場合もあるでしょう。さらに、会社と自宅で利用する拡張機能が異なる場合は、その同期だけ止めたい、ということも考えられます。

 特に「Google Payを使用したお支払い方法、クーポン、住所」の項目を同期してしまうと、勝手にGoogle Payを使って買い物されてしまう危険性があるので、同期先は絞り込んだ方が安全でしょう。

 そのような場合、Chromeではパスワードやブックマークといった個々の項目ごとに、同期を解除できます。本稿ではiPhone/iPad/iPod touchやAndroid OS、Windows OSの各プラットフォームで、個別に項目の同期を解除するための設定手順を紹介します。

iPhone版Chromeで個別に同期を解除する

 iPhone(iOS)版Chromeで、ブックマークやパスワードなど個別に同期を解除するには、以下の手順で設定します。

iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(1/4) iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(1/4)
iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(2/4) iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(2/4)
iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(3/4) iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(3/4)
iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(4/4) iPhone版Chromeで個別に同期を解除する(4/4)

■操作手順

  1. iPhone版Chromeを起動し、画面右下隅にある[… メニュー]アイコンをタップしてメニューを開きます
  2. メニュー左上隅の[⚙ 設定]アイコンをタップして、設定パネルを開きます
  3. 同期]をタップして、「同期」ページを開きます
  4. すべて同期]のスイッチをスライドして「オフ」にします
  5. 同期したくない項目のスイッチをスライドして「オフ」にします

 どの項目が何のデータ/ソフトウェアを同期する設定なのか、以下に概要を記します。

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