いよいよiOSアプリ開発の第1歩を踏み出す時が来ました。真っ白な画面にお決まりの「Hello World!」を表示してみましょう。
Xcodeの[ワークスペースウィンドウ]に戻り、画面左側にある[ViewController.swift]を選択しましょう。
[ViewController.swift]を選択すると、[ワークスペースウィンドウ]の中央に[ViewController.swift]の内容が表示されます。
Swiftという言語を使用して、画面に「Hello World!」と書かれたラベルを追加します。「// ここから」と書かれた9行目から、「// ここまでを追加」と書かれた15行目までを、以下のように追加してください。
import UIKit
class ViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
// Do any additional setup after loading the view, typically from a nib.
// ここから
var label: UILabel = UILabel(frame: CGRectZero)
label.text = "Hello World!"
label.sizeToFit()
label.center = self.view.center
self.view.addSubview(label)
// ここまでを追加
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
// Dispose of any resources that can be recreated.
}
}
コード追加後のViewController.swiftは以下のようになります。
ソースコードを変更したら、画面左上の[Run]ボタンをクリックします。先ほど実行していたアプリを停止するかどうか聞かれるので、[Stop]ボタンをクリックします。
iOS Simulatorが起動します。先ほどまで真っ白だった画面に「Hello World!」が表示されているかと思います。
本記事では、iOSアプリ開発を始めるための環境構築について説明しました。Xcodeを使えば、iOSアプリのプログラミングから動作の確認までを簡単に行えます。
次回からは、今回紹介できなかったXcodeの機能を紹介しつつ、具体的なアプリの作成を進めていきます。
平屋真吾
クラスメソッド株式会社 iPhoneアプリサービス事業部所属のプログラマーです。iOSアプリの開発がメインですが、デザインやAWSなども勉強中です。
ブログ:http://dev.classmethod.jp/author/hiraya-shingo/
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