Googleドライブ上のファイルをGmailで送信しようとすると、通常はGoogleドライブへの「リンク」がメールに記載されるだけだ。では、ファイルそのものを添付するには?
対象サービスとソフトウエア:無償版Gmail、Google Apps for Work、Windowsのデスクトップ(PC)版Webブラウザー
電子メールでGoogleドライブに保存してあるファイルを送信しなければならない場合、Gmailなら簡単に実現できる。送信メール作成画面の下側にあるGoogleドライブのアイコンをクリックして、対象ファイルを選択するだけだ。
このときデフォルトでは、対象ファイルそのものがメールに添付されるわけではなく、Googleドライブ上のファイルへのリンクURLがメールに記載される。受信者はそのリンクをクリックすることで、対象ファイルを閲覧したりダウンロードしたりできる(このとき受信者がGoogleにログインする必要はない)。
このリンク方式には、対象ファイルのサイズが非常に大きくても、メールサーバーに配送を拒否される恐れがない、といったメリットがある。
その一方で、リンクではなくファイルそのものを添付したいこともある。例えば受信者側のネットワーク環境で、Googleドライブを含むオンラインストレージからのダウンロードが禁止されている場合が挙げられる。
そこで本稿では、デスクトップ(PC)版Gmailを対象に、Googleドライブ上のファイルそのものをメールに添付して送信する手順を説明する。
デスクトップ版WebブラウザーでGmailの新規メール作成画面を開いたら、その下端にあるGoogleドライブのアイコンをクリックする。Googleドライブのブラウズ画面が表示されるので、右下の[添付ファイル]ボタンをクリックしてから、添付するファイルを選択して[挿入]ボタンをクリックする。
以上で添付の作業は完了だ。あとは通常のメールと同じく、本文やサブジェクト、宛先などを指定してメールを送信する。
当該メールを受信した側では、ごく普通にメール添付でファイルを受け取れる。それがGoogleドライブ上にあったかどうかは区別できない。
リンクを送信する場合と比べ、ファイル添付の場合は次の点に注意する必要がある。
■添付ファイルのサイズ合計は最大25Mbytesまで
PC上のファイルの場合と同じく、Googleドライブ上のファイルも、Gmailで添付して送信する場合はそのサイズを合計25Mbytes以下に抑えなければならない(「25Mbytes」とはファイル自体の合計サイズであり、MIMEエンコード後のサイズではない)。25Mbytesを超えると送信前にエラーが発生する。
■Googleドライブの共有機能が活用できない
ファイル添付ではなくリンクを送信した場合、ファイルの実体はGoogleドライブ上にある。そのため、例えば相手とGoogleドライブ上にあるファイルを共有して、お互いに編集したりできる。また、対象ファイルを閲覧できるユーザーを制限することも可能だ。
■Googleドキュメント/スプレッドシート/スライドは添付できない
これらのファイルを添付しようとすると、強制的にリンク送信に切り替わる。
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