ゲーム開発環境Unity 5の「Personal Edition」では、Unity 4.6以前では有料だった機能が無料で使えるようになった。本連載では、Unity 5で無料になった機能の使い方について解説していく。今回は、Unity 4.6以前は有料のPro版でしか使えなかったアセットを試してみよう。
ゲーム開発環境Unity 5の「Personal Edition」では、Unity 4.6以前では有料だった機能が無料で使えるようになった。本連載では、Unity 5で無料になった機能の使い方について解説している。最終回となる今回は、Unity 4.6以前は有料のPro版でしか使えなかったアセットを試してみよう。
今回は、アセット「Humpback Whale」をインポートして、本物のような水面を作成し、その中でクジラを泳がせるサンプルを作成する。なお、2015年11月26日現在のUnity 5はバージョンが「5.2.3f1」となっている。今回は、このバージョンに対応した解説を行う。
Unity 4.5/4.6の使い方については、連載「ゲーム開発初心者のためのUnity入門」(まとめPDFもあり)を参照してほしい。また、Unity 5での新規プロジェクトの作り方やUnity 4.5/4.6とUnity 5の基本的なメニューの違いについては、記事「Unity Web Playerなどへの書き出し&Unity 4.6とUnity 5の互換性、基本的なメニューの違い」を参照してほしい。
なお筆者の環境では、Unity 4.5/4.6をインストールしたPCにUnity 5を追加している。機能を紹介するためのサンプルアプリを作る過程や、ローカルPCからのアセットのインポートなど、一部Unity 4.5/4.6の環境に依存している部分もあるが、本連載はUnity 5で無料で使えるようになった機能の紹介がメインなので、あらかじめご了承いただきたい。
まずは、新規プロジェクトを作成しよう。「Project name」に「Unity5_WaterPro」と指定し、「3D」を選択して「Create project」ボタンをクリックする。
今回、Asset Storeから「Import」するのは、下記の無料アセット1つだ。
Asset Storeの検索欄に「Humpback Whale」と入力すると「Import」画面が表示されるので、「Import」する(図1)。
アセットを「Import」すると「Project」内に「Import」したファイルのフォルダーが作成される(図2)。
次に、メニューの「Assets」→「Import Package」→「Environment」と選択する(図3)。
Import画面が表示されるのでインポートすると、図4のようなフォルダーが作成される。
では、次に舞台を作っていこう。
「Project」→「Assets」→「Standard Assets」→「Environment」→「Water4」→「Prefabs」→「Water4Advances.prefab」を「Scene」画面上にそのままドラッグ&ドロップする。これだけで、水面が作成される(図5)。
では、このままの状態で実行してみよう。動画1のようになる。
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