続いて、コードを記述していく。
「作成ボタン」を選択した状態で、プロパティシート→「イベント」タブをクリックする。「▼」アイコンで[イベントプロシージャ]を選択し、「…」アイコンをクリックするとVBEが開き、
Private Sub 作成ボタン_Click()
End Sub
のコードが生成される。これをリスト1のコードに書き換える。
Private Sub 作成ボタン_Click() Dim db As DAO.Database Dim myTable As DAO.TableDef Dim tableName As String If IsNull(テーブル名入力テキストボックス.Value) Then MsgBox ("テーブル名を入力してください。") Exit Sub End If Set db = CurrentDb tableName = テーブル名入力テキストボックス.Value Set myTable = db.CreateTableDef(Name:=tableName) With myTable.Fields .Append myTable.CreateField("商品ID", dbInteger) .Append myTable.CreateField("商品名", dbText, 50) .Append myTable.CreateField("単価", dbCurrency, 20) End With db.TableDefs.Append myTable Set myTable = Nothing db.Close Set db = Nothing MsgBox (テーブル名入力テキストボックス.Value & "テーブルを作成しました。") End Sub
リスト1のコードは、以下のように記述してある。
Database.CreateTableDef(Name:=テーブル名)
TableDef.CreateField(Name,Type,Size)
定数 | 説明 |
---|---|
dbBinary | バイナリ型 |
dbBoolean | ブール型 |
dbByte | バイト型 |
dbCurrency | 通貨型 |
dbDate | 日付/時刻型 |
dbInteger | 整数型 |
dbLong | 長整数型 |
dbMemo | メモ型 |
dbText | テキスト型 |
参照URL:https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/office/ff845405.aspx |
「フォームビュー」に移って、「テーブル作成」機能の動作を確認しよう。入力欄に「商品管理」と入力して「作成」ボタンを押してほしい(図3)。
作成されたテーブルに、フィールドもきちんと定義されているかを確認しよう。
左端のナビゲーションウィンドウ上部にある「▼」アイコンをクリックして、「テーブル」を選択する。いま作成した「商品管理」のテーブルが表示される。
商品管理テーブルをダブルクリックすると、フィールドが表示される(図4)。
各フィールドにデータ型が定義されているかどうかも確認する。ナビゲーションウィンドウにある「商品管理」テーブルを選択して、右クリックメニューから「デザインビュー」を選択すると、各フィールドの「名前」と「データ型」が表示される(図5)。それぞれのフィールドのデータ型は、リスト1のコードで指定したものになっていることが確認できた。
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