Remix OSを起動すると、初回のみAndroid OSと同様の設定が要求される。
初期設定ウィザードでは、言語として「English(United States)」「中文(簡体)」「中文(繁體)」の3種類からしか選択できず、ここでは「日本語」に設定できない。そこで、取りあえず「English」を選択しておき、後で「日本語」に変更することにする。
「User agreement」で[Agree]ボタンをクリックし、Wi-Fiの設定(有線LANに接続している場合は「Skip」をクリックする)を行う。次の画面で[CONTINUE]ボタンをクリックすると、アプリの選択画面が表示されるので、インストールしたいアプリにチェックを入れる。デフォルトで、いくつかのアプリにチェックが入っているので、不要ならばチェックを外すこと。インストールするアプリがある場合は、[Summary]画面で[INSTALL]ボタンをクリックすると、そのアプリがインストールされる。インストールが完了したら、[FINISH]ボタンをクリックして、初期設定を完了する。
続いて、自動的にGoogle Playを有効化するためのウィーザードが起動するので、「Activate Google Play」画面が表示されたら、「I would like to activate Google Play Services.」のチェックが入っていることを確認して、[Next]ボタンをクリックする。
これでRemix OSのデスクトップ(ホーム画面)上に[Play activator]アイコンが表示されるので、これをダブルクリックして「Activate Google Play services」ダイアログを開き、[YES,LET'S ACTIVATE!]リンクをクリックする。再起動後、Google Playが有効化される。[Playストア]アプリを起動すると、初回にGoogleアカウントの設定を行うと、Google Playストアが利用できるようになる。
Remix OSのデスクトップが表示されたら、日本語で表示されるように設定しよう。[Settings]アイコンをダブルクリックして、[Settings]画面を表示する。画面をスクロールして、[Language & input]−[Language]−[日本語]を順番に選択すれば、Remix OSの表示が日本語に切り替わる。
ただこの状態ではキーボードが英語のままなので、キートップの表示と入力した記号が異なる状態のままである。また日本語の入力も行えないので、日本語の入力と日本語キーボードが利用できるようにしよう。
Google Playストアを起動し、検索ボックスに「google」と入力する。検索候補として、「Google日本語入力」が表示されるので、これを選択して[Enter]キーを押せば、Google日本語入力に関連するアプリが表示されるはずだ。ここで、「Google日本語入力」と「日本語106/109キーボードレイアウト」を順番にインストールする。
インストールが終わったら、Remix OSの[設定]を開き、[言語と入力]−[物理キーボード]に「日本語106/109キーボードレイアウト」を、[キーボードと入力方法]に「日本語 - Google日本語入力」をそれぞれ追加する。これで、キーボードが日本語キーボードに対応し、日本語の入力も可能になる。
後は、Android OSと同様、必要なアプリをインストールしていけば使い勝手のよいAndroidノートになる。設定方法や使い方は、ほぼAndroid OSなので、Androidスマートフォンを利用している人ならば戸惑うことはないだろう。またAndroidアプリもほぼ利用可能だ。
Remix OSは、前述の通り、少ないディスク容量でインストールできるため、ディスク容量が小さなWindowsノートPCでもデュアルブート環境の構築や仮想マシンへインストールが可能だ。またAndroid OS向けのリモートデスクトップアプリを使ったシンクライアントのような使い方もできる。
多少古いWindows PCでも、AndroidアプリやGoogleのさまざまなサービスが快適に使えるのは得がたいメリットといえるだろう。古いWindows PCを捨ててしまう前に、Remix OSを使った再活用も検討してほしい。
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