仕事をしていると、ストレスを抱えることがあります。「死にたい」と思うほど仕事のストレスを抱えたときは、どうすればいいのでしょうか? 仕事の不満や悩みを解消するヒントをお届けする本連載。今回のテーマは「過度なストレスを抱えたとき、どうする?」です。
社会人になって間もないビジネスパーソンが自ら命を絶ったという報道を目にしました。
私は今、左胸の辺りが締め付けられるような感覚を抱いています。それは、自分の体験と重ねることで出てくる痛みなのかもしれません。悲しさと、切なさと、何とかできなかったものかという無念さと、いろいろな感情が一緒くたになっています。「何で死んでしまったんだ!」という、やるせない感情も湧いています。
このような報道があるたびにニュースサイトなどのタイトルに踊るのは「長時間労働」や「過労」という言葉です。過度な長時間労働を擁護するつもりはもちろんありません。けれども、自身の体験と重ねてみると、「労働時間を短くすれば、解決するのか?」とも思います。
重いストレスを抱えたときは、「こうすればいいんです」という表面的なノウハウで解決できるほど簡単ではないし、「これが正解」という答えがないことも心得ています。また、私は「死」という言葉を簡単に使いたくありません。しかし「死にたい」……とまではいかなくとも、過度なストレスやゆううつ感は、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、「死にたいと思うほど仕事のストレスを抱えたときにはどうすればよいのか」を、私の経験を踏まえて考えてみます。
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