Gunosyではインターン生が成果を研究論文にまとめて発表することを歓迎している。「最近の研究はデータ量が勝負。学生が研究テーマで困っているなら、データがある会社でインターンをするといい。われわれの会社も、出せる情報と出せない情報をコントロールすることは可能だ」と話す。別の表現をすると「自分の研究テーマのためにGunosyのデータを使いたいと考えるような学生に来てほしい」と考えている。
社外活動に目を向けると、Gunosy創業メンバーは皆「IPA(情報処理推進機構)」の「未踏事業」のOBだ。若い開発者に予算を提供し、新しい何かを作ることが、未踏事業の大枠だ。関さんは今、未踏の後輩たちを育てるべく、「未踏ジュニア」のPMも行っている。
「先日、プログラミングに興味がある子どもを集めたキャンプがあって参加した。小学生もコードをばりばり書いていて、スゴいなと思った」
関さんは今、自分よりもさらに若い世代にチャンスを与える立場になっている。関さんの下に集まるGunosyのインターン生や未踏事業に挑む若者の中から、次の世代の開発者や起業家が──かっての関さんのような若者が登場するかもしれない。
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