連載
» 2017年10月20日 05時00分 公開

これから始める人のための最新Cognitive Services入門AI・機械学習のクラウドサービス(4/7 ページ)

[横浜 篤,Microsoft MVP for AI]

言語 ― Language ―


Language Understanding Intelligent Service(プレビュー)

 入力したテキストから、意図(インテント)とキーワード(エンティティ)を抽出することで、自然言語の理解をサポートする。頭文字をとってLUIS(ルイス)と呼ばれることも多い。

 インテントとエンティティは、事前に設定して学習させる。

 REST APIの他に、ポータルサイトで文章を学習させることができ、学習させたモデルをREST APIで公開できる。

 例えば、学習モデルを構築することで、「明日の東京の天気はなに?」や「明日の天気は」「こんにちは」という文章に対して以下のような結果を得ることが可能だ。

luis-sample 図11 LUISの実行時の結果例

 このようにインテントが判断できれば、天気のAPIで天気を調べるプログラムを作ることができそうなのは想像が付くだろう。


Text Analytics API(プレビュー)

 入力したテキストから、以下の3つの処理をすることができる。

  • 感情分析: テキストがポジティブかネガティブか(センチメント)を01のスコアで返す。0に近いとよりネガティブ、1に近いとよりポジティブだ。
  • キーフレーズ抽出: テキストからキーフレーズとなる単語を抽出する。
  • 言語の検出: テキストがどの言語なのかと、そのスコア(信頼度)を出力する。
text-analytics-sample 図12 Text Analytics APIの実行時の結果例


Bing Spell Check API

 文脈から文法やスペルのチェックの処理をする。スラングやインフォーマルな言葉を識別したり、同音異義語の誤りを検知したりするなどの特徴がある。

 「校正」モードと「スペル」モードがあり、「校正」モードの方がより文法のミス(大文字や繰り返しの単語など)を見つけることができる。しかしこのモードに対応しているのは、現状では英語のみだ。


Translator Text API

 テキストから、言語検出と翻訳を行い、テキストを返すAPIである。ちなみに、翻訳したテキストを音声にするのは、前述のSpeech Translation APIで可能だ。


Web Language Model API(プレビュー)

 現状、英語のみ対応しているサービスで、主な機能は以下のとおり。

  • 特定の単語の並びの出現確率を出力
  • 特定の単語の並びの後に続く単語の確立を予測
  • スペースが欠落している英語にスペースを挿入して単語分割

Linguistic Analysis API(プレビュー)

 こちらも現状は英語のみ対応しているサービスで、文章構造を解析するために以下の機能が提供されている。

  • テキストを文で区切る
  • 単語の品詞を判断
  • 構文の解析

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