オープンソースCSSフレームワークの最新版「Bootstrap 4」が正式リリースされた。CSSメタ言語を従来の「LESS」から「Sass」へ変更、Flexboxがデフォルトで有効になるなど、アーキテクチャの変更も行われている。
2018年1月18日(米国時間)、オープンソースCSSフレームワーク「Bootstrap」の最新バージョン「Bootstrap 4」が正式リリースされた。最新バージョンでは、CSSメタ言語を従来の「LESS」(Leaner CSS)から「Sass」(Syntactically Awesome Stylesheets)へ変更したり、CSSのFlexboxをデフォルトで有効にしたりするという2つの主要なアーキテクチャ変更を中心にさまざまな変更が行われている。
Bootstrapチームは、変更の狙いについて、「新しいCSSプロパティや、依存関係の低減、モダンなブラウザで採用されている新技術を推進することで、Web開発コミュニティーの前進を着実に後押しすることを目指した」と説明している。
Bootstrapは、CSSファイルやJavaScriptのスクリプトファイル、フォントなどから成る。統一されたデザインでPCとモバイルデバイスの両方に対応したWebページの制作によく利用されている。Bootstrap 4は、2015年8月から2017年1月にかけてリリースされた6つのα版、2017年8月から12月にかけてリリースされた3つのβ版を経て正式版となった。
Bootstrap 3(以下、v3)からBootstrap 4(以下、v4)への主な変更点は以下の通り。
v4の正式版では、ほぼ全てのサンプル(Examples)に変更が加えられている。古くなった幾つかのサンプルが削除され、新しいものが追加された。
ドキュメントも全面的に更新されている。主な変更点は以下の通り。
次のリリースはv4.1となり、一連の細かな新機能やユーティリティー、レスポンシブフォントサイズなどに重点が置かれる見通しだ。
また、Bootstrapのテーマは2018年第1四半期に大幅にアップデートされる予定だ。これまでより拡充され、10ブランドの新しいテーマが加わることになっている。
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