「パズルが好きで、大学時代はプログラムでどう解くかを楽しんでいました」という櫻井さんは、その他にも自分用にWebアプリケーションを作成していた。
「ニコニコ動画のようなコメントを表示する仕組みを、どのサイトでも実現できるようなサービスを作っていました」
しかし、完成はしたものの一般に公開はせず、就活時のポートフォリオに載せるには至らなかった。
最近はIT企業にインターンで入り、プログラミングを経験する学生が多い。櫻井さんはどうだったのだろうか?
「学生時代のアルバイトは、魚屋さんで仕出しの手伝いをしていました(笑)」
櫻井さんは、今でも「学生時代にポートフォリオに載せられるようなソフトウェア開発成果の実績を築いておけばよかった」と思っているそうだ。
そうこうしているうちに3年生になり、周囲の友人たちは就活を始めた。しかし櫻井さんは、「大学院に進もうか、就職しようかと迷っていて、就活に出遅れてしまいました」と、ここまで少し後悔している。
同級生たちは「ヤフー」「野村総研」「ソニー」など、有名な大企業に次々と就職を決めていく。しかし櫻井さんは、自分がそうした企業で働いているイメージが湧かなかった。「取りあえずエントリーシートを書く」という就活スタイルに「それでいいのか?」と疑問を抱いていた。
そんなときに見つけたのが、PR TIMESのハッカソンだった。
「『paiza新卒』を閲覧しているときに見つけました。給与も労働時間も良く、面白そうな会社だなと思い、ハッカソンへの参加を申し込みました」
ハッカソンでは、PR TIMESのリリースを地図上で可視化するWebアプリケーションを開発した。
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