VSNは、今後現場での需要が高まると思われるITに関する動向調査の結果を発表した。クラウド技術やPythonなどへの需要が相変わらず高く、ネットワークやセキュリティ、運用では1年で大きくニーズが変化した。
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VSNは2019年3月19日、「今後、現場におけるニーズが高まると思うIT技術に関する動向調査」の結果を発表した。同調査では、エンジニアの人材派遣業を手掛ける同社の取引先企業に対して、今後現場での需要が高まると思われるITを「OS・サーバ・ストレージ・データベース」と「ネットワーク・セキュリティ・運用」「開発ツール・方式・言語」の3分野に分けて聞いた。
まず「OS・サーバ・ストレージ・データベース」ではクラウド技術を推す声が大きかった。回答割合が高かったものは、順に、AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、VMware vSphere 6など。
1位のAWSは2017年同様、Azureは2017年の4位から順位を上げた。OpenStackは2017年の5位から9位に順位を下げた。
「ネットワーク・セキュリティ・運用」では、複数の新技術がトップ10に入った。回答割合が高かったものは、順に、5G(次世代移動通信)、次世代ファイアウオール、統合運用ツールなど。
5Gは2017年の5位からトップになった。また、3位の統合運用ツールと4位の統合監視ソフト、7位の構成管理ツールの3つは、2017年はランク外だった。
「開発ツール・方式・言語」では、2017年同様PythonとAnsibleへの需要が高かった。その半面、IoT(Internet of Things)は、2017年の3位から8位に下がった。
回答割合が高かったものは、順に、Python、Ansible、アジャイル/スクラム開発などだった。
今回の調査期間は2018年9月10〜25日。インターネット調査などを通じて、全国の顧客から276件の回答を得た。2017年の調査期間は9月11〜22日。
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