パナソニックは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に伴う在宅勤務の導入増加を受けて、「自宅で過ごす時間が長くなったことで気になった住環境の課題」に関する調査を実施した。においやカビが、業務に支障を来した原因になることが分かった。
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パナソニックは2020年6月2日、「自宅で過ごす時間が長くなったことで気になった住環境の課題」に関する調査結果を発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に伴う在宅勤務の導入増加を受けて実施した。調査結果によると、空気環境が気になるようになった人が多く、空調が適切ではないために業務に集中できなかったと回答した割合が約4割を占めた。
今回の調査では、新型コロナウイルス感染症対策を目的に、在宅勤務を週半数以上実施していると回答した社会人1413人を対象に、主に自宅の住環境や空気環境について調べた。
日頃から気にしている住環境については、「ほこり」(52.5%、複数回答、以下同)、「気温」(43.0%)、「風通し」(41.3%)、「湿度」(40.5%)、「汚れ」(40.4%)の順に回答が多かった。これに対して、在宅勤務中に気になるようになった住環境について「ほこり」が最も多いのは変わらないが、日頃気になる点で9番目だった「空気の滞留(よどみ)」が上位に入った。パナソニックは「自宅で過ごす時間が増えたことで、目に見える汚れに加えて、目に見えない空気環境も気になる人が多い傾向にある」と分析している。
この点は、在宅勤務をしたことで改善したいと思うことや、より投資したいと思うようになったアイテムからも分かる。「家具(デスク、チェア、ソファなど)」(39.6%、複数回答、以下同)に次いで、「空気環境をよくする電化製品(エアコン、空気清浄機、加湿器など)」(31.9%)や「掃除道具(掃除機、洗剤、除菌シート、モップなど)」(30.0%)が上位に入った。
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