Chromiumベースの新しいMicrosoft EdgeのWindows Updateによる配信が開始された。このChromium版Edgeでは、Google Chromeで提供されている拡張機能も利用可能だ。その方法を解説する。
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対象:Chromium版Microsoft Edge(Windows OS)
新型コロナウイルスの影響で確定申告の締め切りが延長されたことから、日本国内ではChromium(クロミウム)ベースの「Microsoft Edge(以下、Chromium版Edge)」のWindows Updateの配信が延期されていた(Windows Blog「新しい Microsoft Edge へのアップグレード」)。2020年6月に入り、順次、やっと日本国内でもChromium版EdgeのWindows Updateによる配布が開始されたようだ。
Chromium版Edgeのインストールをブロックしていない限り、近いうちにこれまでのMicrosoft EdgeからChromium版Edgeに切り替わることになる(Chromium版Edgeのブロック方法は、Tech TIPS「コアエンジンが一新される新版Edgeへの自動更新をブロックする」参照のこと)。
これまでのMicrosoft Edgeに慣れていた人には多少、設定方法などが変更になり戸惑うことになるが、Google Chrome向けに提供されている拡張機能も利用可能になるなどのメリットもある。ただ、Google Chrome向けの拡張機能を利用するには設定変更が必要になる。その一方で、従来と同様に「Microsoft Edgeアドオン(Microsoft Store)」からもChromium版Edge用の拡張機能をインストールできるため、Chromium版Edgeの拡張機能は少々複雑になっている。
そこで本稿では、両タイプの拡張機能を対象として、Chromium版Edgeに拡張機能を追加する方法を紹介する。
Chromium版Edgeで拡張機能を追加するには、アドレスバーの右端になる[…]アイコンをクリックして、メニューの[拡張機能]を選択する。
[拡張機能]ページが開く(アドレスバーに「edge://extentions」を入力してもよい)ので、[Microsoft Edgeの拡張機能を検出する]ボタンをクリックする。新しいタブで「Microsoft Edgeアドオン(Microsoft Store)」ページが開くので、このページ内で検索するなどして追加したい拡張機能を探し、[インストール]ボタンをクリックする。「<拡張機能名>をMicrosoft Edgeに追加しますか?」のメッセージが表示されるので、[拡張機能の追加]ボタンを追加すれば、Chromium版Edgeにその拡張機能が追加される。
追加された拡張機能は、[拡張機能]ページの「インストール済みの拡張機能」欄に表示され、ここで削除したり、設定したりできる。
「Microsoft Edgeアドオン」ページに登録される拡張機能も増えているものの、「Chromeウェブストア」だけにしかないものも多い。そこで、「Chromeウェブストア」から拡張機能を追加する方法を紹介しよう。
デフォルトでは、Chromium版Edgeに「Chromeウェブストア」から拡張機能を追加することはできないので、設定変更を行う。
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