「コーチングはウザい」と思われちゃった僕のしくじり体験仕事が「つまんない」ままでいいの?(68)(2/4 ページ)

» 2020年08月19日 05時00分 公開

しくじりその2 過度な期待を寄せ過ぎた

 2つ目は、「コーチングに過度な期待を寄せ過ぎた」ことです。

 15年前、私は中間管理職でした。ギスギスした職場のチーム作りに悩み、解決方法を調べているときに出会ったのがコーチングです。「これだ!」と思いました。

 その結果、「チーム作りにはコーチングなんだ!」と過度な期待を寄せ過ぎてしまい、いろんなシーンで「コーチング」「コーチング」と言っていました。

 当時の仲間からすれば、事あるごとに「コーチング」っていう訳の分からない横文字を聞かされて、きっとめんどくさかったんじゃないかと思います。

しくじりその3 自己啓発にのめりこんだ

 3つ目は、「自己啓発にのめりこんだ」ことです。

 コーチングを勉強し始めたころの私は、「コーチ」と名乗る方々のブログや本を読みまくっていました。

 「夢」「ゴール」「目標」「人生」「なりたい自分になる」「やりたいことをやろう」――仕事のストレスや管理職としてうまくいかないことに悩んでいたこともあって、キラキラした言葉たちがまぶしくて、自己啓発にのめりこみました。自己啓発書も何冊読んだか分かりません。

 「ひょっとしたら、自分もこうなれるんじゃないか」――成長している(ように感じていた)自分が気持ち良かったんだと思います。

 まぁ、いまから思えば、あれはあれでいい経験でしたが、「夢」だの「未来」だのと語っている私を、うさんくさく感じた人も多かったんじゃないかと思います。

 あのころ周りにいたみんな、ごめんね。

しくじりその4 お金を使い過ぎた

 4つ目は、「お金を使い過ぎた」ことです。

 知っている人は知っていると思いますが、コーチングをまじめに勉強すると、まぁまぁなお金がかかる場合があります。正直にお話しすると、セミナー代や旅費交通費を含めると高級車1台買えるぐらいのお金を使いました。資格を取るために海外にも行きましたから。

 高額なセミナーに参加したことは、それはそれで楽しかったけれど、いろいろ経験してきたいま、思うんです。「セミナーに通うことも大切だけど、友人や家族と過ごす楽しい時間も大切だな」と。

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