サイバーエージェントとスプリックスが設立したプログラミング総合研究所は、小学生から高校生までを対象とした「プログラミング能力検定」の運営を開始する。プログラミングの概念に対する理解度を6段階の試験で体系的に評価する。
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サイバーエージェントは2020年11月16日、スプリックスと設立したプログラミング総合研究所で、小学生から高校生までを対象とした「プログラミング能力検定」の運営を開始すると発表した。第1回は2020年12月に実施予定。2021年5月までは受検料を無料にするとしている。
プログラミング能力検定は、各教育機関からの「プログラミング教育を推進する中で目標設定や評価のための尺度がほしい」といった声を受けてプログラミング総合研究所が開発した。
順次処理や条件分岐、繰り返し、変数などプログラミングの概念に対する理解度を6段階の試験で体系的に評価する。同研究所は「受験後に成績表を発行する。それによって『高校までに学ぶプログラム概念』の理解度を客観的に把握できる」としている。
試験は、独自のビジュアルプログラミング言語かテキストプログラミング言語を選択できる。2022年度から高校で必修化される「情報I」のプログラミングに対応する。プログラミング総合研究所は「2024年度から大学入学共通テストの試験教科になる予定の『情報』の対策試験になることを目指している」としている。
第1回プログラミング能力検定は2020年12月7日〜12月13日に全国1000以上の会場で実施する。第2回は2021年3月の予定。受験料は「レベル1」が1900円(税別、以下同)、「レベル2」が2900円、「レベル3」が3900円、「レベル4」が4900円、「レベル5」が5900円、「レベル6」が7900円だが、2021年5月までは無料で受けられる。
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