教師なし学習で行える代表的なタスク(問題種別)は、
です。
各タスクで使える機械学習の代表的な手法を紹介します。付記した概要文だけではよく分からないと思いますので、今回は「そういうのがあるのね」と名前だけ押さえてみてください。
ディープラーニングが得意なのは教師あり学習ですので、教師なし学習の手法/モデル構造はあまり多くありません。しかし前述した自己教師あり学習は、ラベルを用意する必要がないという点で「教師なし学習の一種」であり、今後、ディープラーニングが得意な学習方法の一つとなる可能性が高いです。
[1分]〜[2分]では、機械学習の概要と、その作業フロー、学習方法を説明しました。
より詳しい情報が欲しい場合は、『図解即戦力 機械学習・ディープラーニングのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(2019年)をお勧めします。「機械学習を分かっている人」と認められるには、この本の全内容を理解するのが目標となります。この本の特長は、ページの先頭に見だしがある用語集的な構成なのでキーワードを一望しやすいことです。逆にそれが欠点となり、ぶつ切りの解説になりがちなので、この本だけでは理解しづらいかもしれません。
そんな場合は、『機械学習入門 ボルツマン機械学習から深層学習まで』(2016年)を最初に読むとよいでしょう。ストーリー仕立てで比喩も多用されているので分かりやすいです。
上記の2冊は一般人向けですが、より学術面からも理解したい場合は『イラストで学ぶ 人工知能概論 改訂第2版』(2020年)も併用するとよいでしょう。
[3分]〜[4分]では、代表的な機械学習の手法を紹介しました(※ディープラーニングの手法はディープラーニング編で紹介)。
現実の業務に即して手法をより詳しく理解するには、『Pythonで儲かるAIをつくる』(2020年)が役立つと思います。業務目線と同時に技術目線でも説明されており、ポイントなる部分のPythonコードもコンパクトに掲載されています。プログラミングが分かる人であれば、より現実感を持って理解できます。
各手法を自分で実装体験したい場合には、『scikit-learn データ分析 実装ハンドブック』(2019年)がお勧めです(※scikit-learn=機械学習を簡単に実装するためのPythonライブラリ)。この本にはディープラーニング系は含まれていませんが、本稿で紹介した機械学習の手法の大半が説明されています。
実際に機械学習のプロジェクトを進める予定がある場合は、『いちばんやさしい機械学習プロジェクトの教本 人気講師が教える仕事にAIを導入する方法』(2018年)も参考になると思います。
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