Google ChromeのブラウザペインにURLをドロップすると、新しいタブが開いてWebページが表示される。これは、「新しいタブページ」の場合も同様だ。そのため、不要な「新しいタブページ」を後から閉じなければならず、少々面倒である。そこで、現在開いているタブでWebページを表示する方法を紹介しよう。また、主なWebブラウザのURLをドロップした際の挙動についても調べてみた。
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対象:Google Chromeなど(Windows 10)
WebブラウザでWebページを開く際、ブックマークを使ったり、アドレスバーを使って検索したりするような場合は、ほとんどのWebブラウザで同じ挙動を示す。ところが、メールクライアントなどからURLリンクやファイルをドラッグ&ドロップして、Webページを開く際には、Webブラウザによって挙動が異なってくる。
例えば、ブラウザペインにURLリンクをドラッグ&ドロップした場合、「Google Chrome」(以下、Chrome)と「Chromium版Microsoft Edge」(以下、Edge)では、新しいタブでWebページやファイルが開く。一方、「Mozilla Firefox」(以下、Firefox)や「Internet Explorer」(以下、IE)ではドロップしたタブでそのままWebページやファイルが開く(新しいタブは開かれない)。
Chromeの場合、新しいタブを開いた状態でも、そこにURLリンクをブラウザペインにドロップすると、さらに新しいタブが開いてWebページやファイルが表示されてしまう。そのため、不要な最初に開いた新しいタブを後で閉じなければならない。
実は、ドロップする場所を変えることで、開いているタブでWebページやファイルを表示させることができる。その方法を解説し、主なWebブラウザでURLリンクをドラッグ&ドロップした際の挙動についてまとめてみた。
なお、ここで取り上げる挙動は、全てデフォルト設定の状態で、原稿執筆時点の最新版でのものだ(テストしたバージョンは後述)。設定変更やバージョンアップによって挙動が変わる可能性があることに留意してほしい。
前述の通り、ChromeではブラウザペインにURLやファイルをドロップすると、必ず新しいタブが開いて、そこのWebページやファイルが表示されてしまう。これは、「新しいタブページ」(Google検索やショートカットが表示されたページ)であっても同じだ。そのため、不要な「新しいタブページ」は、手動で閉じなければならず、ひと手間かかってしまう。
実は、ブラウザペインではなく、既に存在する「タブ」にURLリンクやファイルをドロップすると、新しいタブが開かれることなく、ドロップしたタブにWebページやファイルを表示させることができる。これならば、後から「新しいタブページ」を閉じる手間を省ける。
また、アドレスバー(オムニボックス)にURLリンクをドロップすることで、アドレスバーにURLを入力することも可能だ。例えば、受信した怪しいメール内のURLリンクやボタンなどを確認したい場合、これらをクリックすると危険なWebページに誘導されてしまう可能性があるので、アドレスバーにドロップして、URLの安全性を確認するといった使い方ができる(後述の通り、FirefoxとIEでは、アドレスバーへのドロップで、Webページが開いてしまうので注意すること)。
URLリンクやファイルをドラッグ&ドロップした際に、想定したものと挙動が異なってイライラする原因は、Webブラウザごとの仕様の違いにもある。ここでは、代表的なChrome、Edge、Firefox、IEでその挙動を調べて表にまとめてみた。
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